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ドンブラザーズの雉・犬問題

莎々

これまでドンブラザーズを見てきて、1番気になっていたポイントが雉野・みほ＆犬塚・夏美問題。

説明のための相関図がこちら☟
公式が作っているだけあって分かりやすくまとまっています。

問題の根源はみほと夏美が同一人物であること。
どちらの関係も壊さないということはできないのです。

現在は雉野とみほ夫婦が成立していて、犬塚翼は1人、しかも獣人との約束？脅し？から指名手配犯にでっち上げられ、逃亡中です。
しかし、そんな中でもカップルの復縁を手伝う情に厚い面や回想シーンで恋人同士だったときのアホかわいい行動を見せられた結果、私は犬塚翼応援派になっています。

もともと時系列にすると、

犬塚翼と夏美が恋人になる
　↓
獣人に襲われ、夏美が連れ去られる
　↓
雉野とみほが出会ったのち、結婚

なので、犬塚翼と夏美の恋人関係の方が早いし、獣人のせいで離れ離れになっただけで別れてはいないんです。むしろ、ラブラブでした。

だからといって、雉野さんが悪いのかと言われればそうではないです。
翼と夏美の関係に亀裂が入るように仕組んでいない（夏美＝みほなんて翼ですら最近分かったこと）ですし、フリーのみほちゃんに猛アプローチの末、付き合って結婚しただけなので、そのプロセスは全く問題ないです。


まぁ、普通に考えれば、このこじれを生んだのは獣人！だから獣人のせい！になりますが、そっちはそっちで完全に悪ではないんですよね。
もともとドンモモタロウの実家、ドン王家が作ったらしいとの話もありますし……

余談ですが、ドンブラザーズは”誰かだけを悪者にする”ことをしない点が面白いと思います。
人ではなく、「それはやりすぎ！」なところを悪として描いている感じです。
デカレン・マジレン・ボウケン世代の私からすると、それが新鮮です。
ナイメアのように更生したり、風のシズカのようになんか憎めない立ち位置のキャラはいましたが、最初はみんな普通に倒すべき存在の悪者でした。
しかし、ドンブラザーズは行為を憎んで人を憎まず精神といいますか、絶対悪が存在しないんですよね。
だからこそ、どうやって終わるのかがまだ想像できません。
これからも楽しみです。


で、これからの雉・犬問題、個人的な注目ポイントは
・雉野の心持ちの変化
・犬塚の脱・逃亡犯へ
です。

先に犬塚翼の方から。
もう動き出しましたが、犬塚翼がいつまでも指名手配犯でいるわけにはいきません。
まずは指名手配犯の疑いをどうやって晴らすかですね。

そして、雉野さん。
これまでもみほちゃん命すぎる危うさをずーーーっと見てきたので、そこがどう変わるのか気になります。（ヒトツ鬼に2回もなってますもんね）
おそらくヒトツ鬼化ではない方向での暴走は不可避なので、その暴走の末どうなるのか……

暴走の片鱗を見せた34話の雉野さん、怖かったですね。
「返してくれませんか」の静かなんだけど、心の中はグラグラとマグマのように怒りで煮えかえっている感じがもう恐怖。
一般人に一番近い人が見せる狂いは本当に怖いことを知りました。

そして、この雉・犬問題にドンブラザーズと脳人、そして獣人がどう絡んでくるのか……


これからもドンブラザーズを見守ります。



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