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YouTubeが流行るわけ
YouTube、この言葉を初めて聞いた時、それはどんなものなんだろう、と思った。が、しばらくは覗くこともしなかった。
YouTubeを無視していた時間は、そんなに長くはなかった。千住真理子さんのコンサートのあと、CDを買ったことがYouTubeに手を伸ばすきっかけになった。
YouTubeには、千住真理子さんの演奏が無料配信されていることを知り、早速、聴いてみた。その時の感動は、演奏会リアルには敵わないが、リアルを想像して余りあるものがあった。
YouTubeとは何か。私にとって、音楽を聴くことから始まったのだが、今や、様々なジャンルを覗いている。人の認知機能における視覚は聴覚を上回る。聴くだけならラジオでもいいのだが、YouTubeなら、演奏態度、弓の引き具合、指使いなど細かく見ることが可能だ。YouTubeは「百聞は一見にしかず」の意味を深く教えてくれた。
私は日曜大工を趣味としていた。大した趣味ではない状態だった。が、このYouTubeで丸ノコの使い方を学んだ。ジグソーの使い方を学んだ。トリマーの使い方を学んだ。馬の作り方を学んだ。さらには、小さな小屋の造り方をも学んだ。数えられないほど学んだのである。
話を戻して、YouTubeとは何か。
「観察学習」のための学校である。居ながらにして無料で学べる学校なのである。
脳科学的にも、「観察学習」が最も効率的な学習であることは明らかである。
意欲さえあれば、YouTubeは生涯学習の学び舎になるだろう。リタイヤしたシニアの学び直しにも有効である。
お試しあれ。
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