グルテンは糖尿病因子になる
パンやパスタが好きな方が増えました。こういう私も、たまにパンやケーキを食べます。できればまったく食べないようにしたいのですが、子供の頃食べた思い出が蘇り、食べたくなるのです。
パンを好きになったのは、学校給食の影響でしょう。当時、米飯給食は皆無でした。コッペパンか厚めトースト大の食パンでした。後者のトースト大のパンにバターや林檎ジャムをつけて食べるのが好きでした。
以下、グルテンについて述べます。
小麦の正体はグルテンです。このグルテンが腸内環境を悪化させることが分かっています。腸内壁に微小の見えない穴を開けます。そのために腹痛・下痢で悩まされる人もいます。それでも、グルテンが大好きで毎日摂取している人がいます。それはそうでしょうね。戦後、日本人はファッションだけでなく、食まで洋風化しましたから。特に戦後世代は、朝からトーストとコーヒーが定番になっている人が少なくありません。西洋人なら、何万年もの間、遺伝子がグルテン慣れていますから、私たち日本人ほどグルテン症状がで出ません。が、私たち日本人の遺伝子は何万年もの間、アワ、ヒエ、米などの雑穀に馴染んできました。昭和から100年程度でグルテンに馴染むわけがありません。
ここで、グルテンの怖さを少しだけお知らせしておきましょう。それは糖尿病の因子になるということです。どうしてでしょうか。
グルテンは、血糖値を急上昇させる力があります。それが血管内壁を傷めるだけでなく腎臓にも悪影響を与えています。すい臓のインシュリン量も過剰になりがちです。加えて、グルテンはリュウマチ、心臓疾患の因子にもなることが報告されています。
こう述べると、いいことは殆んどないようです。それでも、私がグルテンを欲するのは学校給食の影響が大きいからです。
戦後、学校給食制度を整えたのは概ね正解でした。が、パンではなくご飯にしなかったのには政治的な理由があったようです。
現在の学校給食は、ご飯半分、パン半分にになっているようです。
さてと、あと50年経った時、日本人の健康はどうなっているでしょうか。健康寿命は伸びているでしょうか。気になるところです。
余談ですが、1時間ほど前、サンメリーまでFREEDを走らせました。サンメリーのアップルパイとフランスパンを買いに。小分けオヤツにして食べます。糖尿病にならないように。くれぐれもね。