間質性肺炎
間質性肺炎、と聞いたことがありますか。肺炎のイメージを描けても、間質性肺炎のイメージは描けないのではないでしょうか。こういう私も、描けない一人でした。
まず、肺炎について。
肺は、肺胞と、肺胞と肺胞の隙間で構成されています。肺胞は、袋状のものです。あたかも小さな風船が集まっている感じです。その風船の中の方に細菌などが入り、炎症を起こして膿などが出る症状がいわゆる肺炎です。
では、間質とは何でしょうか。
肺胞と肺胞の隙間にある部分を間質と呼んでいます。間質には袋のようなものがありませんから、急激な症状は現れません。が、徐々ににその間質部分が繊維状に変化して知らない間に重症化することが分かっています。
さて、この間質性肺炎の病因は何でしょうか。ウイルスなどの細菌ではなく、カビ、粉塵であることがわかってきました。とくにカビです。エアコンのカビ、風呂のカビ、部屋の壁カビ、そして鳩の糞、アスベストの粒子、粉塵が間質性肺炎の原因物質です。
あなたは、風呂にシャンプーや石鹸を置いたままにしていませんか。(私は、使う時だけ石鹸類を持ち込み、終わったら風呂から出します。)古いエアコンの洗浄をしないで使っていませんか。
もし、心当たりがあるなら、速やかに石鹸を置いたまにしたり、節約という名のもとにエアコン洗浄を怠っているなら、改めてほしいと思います。
風呂のカビの栄養源は石鹸の残り粒子や人の脂肪と石鹸が絡んだものです。エアコンを洗浄しないで使っていれば、これまたカビ菌が部屋中を飛び回り、寝ている人の呼吸を通して肺に入っていきます。
これが間質性肺炎を引き起こすのです。
なお、間質性肺炎の見える症状にバチ指があります。指にバチ変形があるようでしたら、一度病院で検査をした方がいいでしょう。
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