オールドメディアとSNS
11月17日、兵庫県知事選挙開票開始後、数秒で斎藤元彦前知事に当確で出た。
テレビを中心としたいわゆるオールドメディアは、斎藤氏のパワハラで県民局長が自死したと虚報を流してきた。東京の多くの人々は、斎藤氏は再選されず、稲村氏が当選するだろうと推測した。
が、11月17日20時数秒後には斎藤氏の当確が出たのである。
それに肩を落としたのは、オールドメディアと兵庫県議会議員であった。
肩を落としたオールドメディアは、「SNSのデマと誹謗中傷を信じた県民が斎藤氏に投票した。」と言い訳をした。
が、それは違うと思う。オールドメディアは、元県民局長自死は斎藤知事のパワハラによるものと、連日報道した。因果関係も相関関係もない憶測で、斎藤知事を貶めたことを真実と受け止めた県民も少なくなかった。が、SNSがテレビと兵庫県会議員との癒着を明らかにするにつれて、潮目が変わってきた。
現在もなお、オールドメディアは、デマと誹謗中傷を続けたにもかかわらず、それを訂正しない。かつて朝日新聞が捏造記事を書いて、謝罪文を書いたことがある。謝罪文を書くまでには、相当の時間を要した。さてと、斎藤氏のデマを流し誹謗中傷してきたテレビ局は謝罪するのだろうか。人は間違う生き物だが、間違った時は謝罪するのが筋だろう。謝罪しないで、「SNSのデマにやられた。」とすり替えている限り、テレビは終焉の道を歩むことになるだろう。
もとよりSNSは玉石混交である。デマ石もあれば、ファクト石もある。
斎藤氏が再選されたのは、SNSの力のみではない。斎藤氏の清潔さ、誠実な態度もあると見たほうがいい。
大宅壮一は、テレビを見る人を意識して、「一億白痴化」と警告した。白痴化したのはテレビ局本体であった。謝罪する良心さえない。
SNSを非難している場合ではない。
若い人は、見抜いいる。
テレビが洗脳装置になりさがっていることを。