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masking(テープ)

表題は、マスキングと読む。「包み込む、覆い隠す、臭いに蓋をする」などの意味がある。大工さんから、マスキングテープについて、以下のようなことを聞いた。

「これがマスキングテープだよ。たとえば、ペンキを塗りたくないところがあるだろう。そこを覆い隠すのだよ。女性なら、模様のついたマスキングテープで小包を封するとかね。」

壁モルタルに代わってサイディング屋さんが専門職になりつつあるそうだ。かつては、サイディングで外壁を葺くことは殆どなかったのだが、今は、モルタル施工に代わってサイディング施工が主流だという。

サイディング施工の仕上げはなんと言っても、目地部分をシーリング材で埋めて塗装することだ。そのシーリング材がはみ出してしまわないよう、塗装がはみ出さないよう、マスキングテープで養生するのである。

養生、いい言葉だと思う。マスキングテープでいいように養って生かしてやるのである。養生しないと、仕上げが汚くなる。汚いところを残さないために養生する。それに加えて、最近ではお洒落という要素もトレンドになっているかもしれない。

上の写真をご覧いただきたい。これは大工さんやサイディング職人が使うマスキングテープではない。若い女性の皆さんが趣味のように集めている文房具なのだ。

私が使うマスキングテープは、文房具としてのマスキングではなく、日曜大工としての緑、青の単色テープである。これがなければ綺麗な仕事は出来ない。重宝している。


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