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フォークソングの言葉たち No.2

 今回の「フォークソングの言葉たちNo.2」は「海援隊」の『人生へのメッセージ』から

~僕は若くて間違うけれど 何度も間違うけれど 
 だけど僕の人生は今始まったばかり~

 この言葉は海援隊のアルバム「一場春夢」のラストに収められている『人生へのメッセージ』という曲の最後の方に出てきます。「一場春夢」は1980年3月に武道館で行われたライブの模様をを収録したアルバムです。長い歌です。吉田拓郎さんの『イメージの詩』のように短い詩が沢山出てきます。「だけど僕の人生は今始まったばかり」というフレーズが核になっています。過去の事、今、そして未来の事が淡々と、そして時に激しく語られていきます。
 もう遠い遠い昔の事なので間違っているかもしれませんが、確か大学受験で知り合った人にこの歌を教えてもらった記憶があります。二浪してもう後がない状況の時にこの詩を読んだので余計に心に響きました。この長い歌は一分の隙もありません。上記のフレーズだけではなく全篇奇跡の様な詩が並んでいます。どのフレーズもくじけそうになっている自分を励ましてくれます。2,3挙げてみようと思ったのですが、全部素晴らしいのでピックアップできませんでした(笑)ネットで歌詞を見ることが出来ると思いますので是非読んでみてください。車の中でカセットに録音したこの曲を聴いて一度泣いた記憶まであります。いつか自分に子供や孫が出来て、何かに悩んでいる時はきっとこの曲を教えてあげようと思いました。そしていまこうしてno+eに書いている。人生って面白いですね。
武田鉄矢さんの詩はどれも心に沁みますね。また機会があれば取り上げてみたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。では最後に同じく『人生へのメッセージ』のこの詩でお別れしたいと思います。

~僕の人生なんか ゴミのようなもの
だけど だから 炎のように
激しく生きたいと思う~



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