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文学フリマ広島とその後
こんばんは。猿川です。ヘッダーの写真は、一番最悪の旅行したときのものです。今日の文章は暗いです。
白ワインをしこたま飲んで、めちゃくちゃ熱くした風呂に長い時間入って、あがったら、全身がふわーっとしてきて、しんどってなって、倒れそうになり、このままではヤバいと思って、冷蔵庫のなかにあった三ツ矢サイダーをもうろうとした意識のなかで一気飲み。糖分と水分を同時に補給し、完全復活。無事これ名馬。ありがとうございました。
文フリ広島に行ってきました。
覚えてることといったら、ほぼ打ち上げで食べたお好み焼き屋なんだけれども、なんだか稲麻竹葦二人とも疲れ切っていました。
来年は来るんかなぁ……という感じ。
僕もなんだか疲れていました。なんで疲れているのか分からないけれども、広島の寒さがその原因かなとか思いました。
広島着いたんですが、まず感想は「さむっ」でした。息がはっきりと白い。とてもじゃないけれども、広島港に行く気にはなれないものでした。こんな寒かったっけ……と。瑞祥君が走ってやって来て、ブース作りながら白目向いて泡吹いてました。こいつ大丈夫か……。
あとは、文フリ大阪に向けて、果たしてどこまで自分が頑張れるか。期待と不安な感じがして、ブルブル震えているのかも。そこまででもないけれども。ちゃんとしないといけないけれども、たまに前々職の仕事のトラウマが結構残っていて、それが自分の支障になっている。
何気ないことでも、パワハラの連想が起こると、前々職のことを思い出してストレスが全身に行き渡り、肌がびりびりして、床に倒れることがあるのだ。しかし、その後、「負けてたまるか」と思う。前々職の職場は、僕が職場を辞めた後「不幸になること」を願っていた。二度とまともに働けないようにしてやる、と。その思い通りになってたまるかというのがある。
やっぱり「なにくそ」の精神って大事なのだ。
え? 広島の写真なくない?
#文学フリマ広島7 無事に終了しました。ありがとうございました。 pic.twitter.com/cWMhiBseRs
— Suica Sarukawa (@CUBE_sarukawa) February 9, 2025
広島唯一の写真がこれ。
ってか、仲麻呂について勉強できてなくてまじでやべえ。
瑞祥君、ごめん、文フリ大阪の原稿落としたかも!!
瑞祥君は、広島から帰り、親戚からもらった牡蠣を食い、食中毒を起こしてぶっ倒れていました。
牡蠣ってそんなに当たるもんなんですかね?
僕は後にも先にも、地獄を味わったのは、鳥の刺身です。
鳥の刺身はやばい。
ノロウイルスにかかり、すべての水分がケツの穴から出ていきました。
ケツの穴からすべての水分を放出しながら観たアニメが「東のエデン」です。
「東のエデン」って、なんかわくわくしませんか?
予算が少なすぎるというのはあるんですけれども、100億円って、少ないんですよね。まあそれはいいとして。
一番良いキャラはJUIZでしょう。AIなんだけど、ちょっと人間味がある。実際人間がしゃべってた気がする。JUIZみたいなキャラは、もっと活用していきたいと思った。自分の物語とかで。
「東のエデン」にあるのは、戦争とかそういうのじゃなくて、平成という、閉塞感や暗さだと思う。平成って暗かった。暗かったけど、いまの令和の文化のすべての基盤みたいにもなっている。平成ってニコニコの文化だった。東のエデンだった。2ちゃんねるだった。それは今のすべての文化の基礎だ。世界に行き渡る日本文化の基礎だ。文フリも、平成が生み出したものだった。それはどれも影があって、終末感があって、どこか暗さのあるものだ。リストカットもヤンデレもボーダーも平成だ。平成って暗かった。これに「そんなことないよ!輝いていたよ!椎名林檎や宇多田ヒカルをみなよ!キラキラしてるよ!」と言う人はいない。椎名も宇多田も暗いよ。どう考えても。「モー娘。」も暗いよ。アイマスは明るいのだろうか?
平成史みたいな本がいくつか出て、この「暗さ」に言及した本があるかどうか調べたいところだ。この平成の「暗さ」と、「野獣先輩」を結びつけないで語る人間がいたら、それはもう、なんも真実を、というか、平成とはなんだったかを語ろうとしている人ではないと思う。ネット文化についても。
「踊ってみた」も平成だ。じゃ、「みた」ってなんだ。「踊った」にはならず「踊ってみた」になんでなるのか。そういうところから、少しずつ明らかになる、平成の暗さ、閉塞感、変わらなさ、氷河期世代、なぜ子どもが少ないか。色々見えてくると思う。
でも、これについて書くのは、「詩のいろり」と「畑章夫」について書いてからだと思う。もちろん「稲麻竹葦」の新刊も出してから。しかし瑞祥君のやる気はあるのだろうか。いつもしんどそうにしている。無理にやるなら、無理にやらなくてもいいのにと思う。
誰か芦原瑞祥を励ましてはくれないか。