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果物のある生活を始めた私が、息子から聞かれたいこと。

夕飯の食卓。

テーブルには、ごはん、サラダに味噌汁と生姜焼き。それと納豆。さらには、小皿に乗った一口大にカットされた果物。色とりどりの果物を目にしただけで気分が高揚するのは、どうしてだろうか、と私は思う。きっとそれは、私が果物を嗜好品と考えているからに他ならない。

「うわ!今日、食後のフルーツがあるやん!」

もちろん、我が子も例外ではないらしい。
しかしこの果物、実は全て腐りかけである。

「訳あり品やけん、ちょっと悪くなっとるやつもあったっちゃん。早よ食べんといかんけん食べてしまって。でも、果物は腐りかけが美味いとって」
「確かにね!甘い!」
夕飯をあっという間に平らげると、息子たちは果物もペロリと平らげた。


🍎🍊🍌🍇🥝🍓


今年に入り、私は可能な限り果物を食卓に出すように心がけている。

大きな理由としては、「健康」のため。
その大きな理由を細かくわけたうちの一つとして、「次男」のためが挙げられる。

我が家の次男は小学5年生。少しばかり偏食なところがあり、好きなものしか口にしない。とはいえ、全く食べないと言うわけではなく、給食では可能な限り全ての食事を食べるように努めているらしい。

その次男のおやつといえば、もっぱらスナック菓子だ。スナック菓子が体に悪いかどうかはさておき、スナック菓子よりも果物の方が栄養価が高いというのは、自明の理ではないかと私は考えている。

そんな次男はやる気が薄い。趣味のゲームとなれば、やる気を最大限に発揮し取り組むのだが、それ以外は全くやる気を見せない始末である。反抗期や持って生まれた性格など、諸般の事情はあるだろう。

原因を追求したとて、私に答えは出せない。それにやる気が出ない理由がわかったとて、解決できるかどうかもよく分からない。難しいことを考えるのは後にして、今この瞬間に何かできることがないかと考えた時に思いついたのが、スナック菓子を果物に置き換えてみるということだった。

果物はうつ病やメンタル不調にも効果的というニュースを目にしたことがあった。試してみても損はないだろう。スナック菓子は1袋100円。バナナは1房150~200円。果物は嗜好品と思っていたが、スナック菓子との置き換えであれば、コスト的に難しい話ではなさそうだ。

ちなみに、心に元気がない時は、バナナを食べるといいらしい。幸せホルモンの生成を助けるトリプトファンが入っているんだとか。なので、私は息子に伝えた。「バナナを食べると幸せになれるらしいから、一日一本食べるように」と。彼は愚直にバナナを毎朝、食べ始めた。本当に効くかどうかは知らないが、プラシーボ効果には期待したいところだ。

私は、バナナを毎日食べる息子から、いつの日にか、あの名言が飛び出す日が来るのではないかと期待し始めている。



バナナはおやつに入りますか?




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