八方美猿 1
1.なんですか、ここは
八方美猿ってなんだろうね。誤植かな?
そんなあなたに、説明しよう。八方美猿とは百科事典を作るサル(以下サル)が考えたりしたイロイロを、無秩序まま記録していくための文章なのである。まあ八方美人のようにフラフラとした意見を、このサルゥが書いていくんでしょうね、はい。
2.泥舟のしんがり気分
ふざけた紹介から一転、絶望の話。やはり経験は金で買えるし、海外に複数回も留学するのは特権階級の証明になるんだろうなぁ、などと思う。
どうしてこんなことを考えたかと言えば、カナダに行きたかったからだ。儂は高校の修学旅行が「コロナの感染拡大」を受けて中止になった。
まず外国に行けなくなりカナダは無理だと言われ、次は信州スキー旅行、しかしこれは雪と縁の薄い地域なせいか反対多数で撤回。そして今度は中国四国を巡る旅が浮上したが、これもオミクロン騒ぎで無事お流れ。最後は勉強合宿となってしまった。とうにこの時は高3の夏休み。それに自分は「そんなものに参加してたまるか」などと思い不参加。行けばよかったとも思うが、それは勉強以外の催しにしか思わないからまたなんとも言えない。
これだけ恨みったらしく書けば、儂の気持ちは伝わろう。
「カナダ(あるいは外国)に行きたいんや!」
と、今日再び発作のように思った。
そこで考えると少し当時とは変わったものが見えてきた。今や先進各国と我が国の物価の差は異常なまで。国がおおっぴろげに「我が国は物価が30年も上がらず安いですよ、ぜひいらしてくださいね(意訳)」と言うほどな訳で。
こんな状況で海外に行けば先は見える。移動だけでも高いのに、着いた先では日本だと考えられないような大出費。これじゃあ行く気は起きんわな。(竹下風)
何より気になったのは、こんな状況で海外にポンポン行ける人もいると言うこと。お金があって海外に何度も留学できる人が「学力重視をやめて、経験重視で行こうや」みたいなことを言って炎上したことがあったが、やはり経験(留学)は金で買えたんだな、としみじみ。
儂みたいな中産階級(死語では?)の倅はもう留学も大事業だと思うと、ここで絶望。
やはり行動力しか武器に出来ないのかもしれない。それとも明日から狂乱物価以上のインフレ傾向が2年でも続くのを祈るか。
やはり嫌な話だ。
3.寺山修司の没年
今日、本に書かれた著者紹介を読んでビックリたまげたな。詩人寺山修司が'83年まで生きていたとは。いやはや本当に驚いた。
4.うほほい代表選
日本維新の会が、代表選挙を行うとのこと、もう大分近くなってはいるけど。やはり維新のような第三極の政党が党首を選挙し、その流れで近代政党化を加速させたら、気が気でない人は多いだろうと思う。主に中心与党と野党第一党なんかでは。
今回の代表選は今後の日本政治の要になるかもしれない。
5.知らない人を紹介される
高校の部活で一緒に活動した同級生が、儂を古本と喫茶の店で会おうではないかと突如言い出した。理由を聞くと「図書館にあの頃入り浸っていた人達で集まるかもしれないから」とのこと。
儂からしたら問題がいくつかある。まず第一、上級生はほとんど名前を知らないのである。儂は一人でいるときは完全自律型の変人だったので、図書館でよく見かける人の名前は何も知ろうとしていなかった。
そして第二に、今回僕を誘えないかと、同級生に言い出したある先輩のことを、儂は把握できていない。名前やどんな方か聞いてみたが、儂は一向に「?」としかならない。
最後に、集まる面子を聞くと明らかに儂が場違いに感じられる。誘ってくれた同級生が「先輩が話してみたいし来たら」と言うので、つい乗ってしまったのだが、今も不安である。男子2
(自分とその先輩)に対して女子2(儂と同じ部の同級生)の組み合わせだが、胃が痛くなりそうだ。
6.「なんですか、ここは」ふたたび
はて、なんだろうこの長文は。さっぱり分からん、誰がこんなものを書きたがり、誰がこんなものを読みたがるのやら。
今回は初めてなのでどうも張り切ったようで、と言うことにしておきましょう。
こんなのを面白いと思った方は、ぜひまた今度もよろしく。
それではまた明日。À bientôt!
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