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好きな匂い
私は本が好きだ。
小さい頃は割とガチで本屋に住みたいと思っていた。
というか頑張れば本屋に住めると信じていた。
今思えば何をどう頑張れば本屋に住めるのかよく分からないが。
ただ、今でも本屋に行くのは好きだ。
新しく買った本を初めて開いた時のあの紙の匂いはなんとも言えない安心感がある。
何フェチですか?と聞かれたら真っ先に
「本を開いた時の匂いフェチです!」
と答えるだろう。
そんな私からすれば本屋の匂いなんかはたまらない。
見渡す限りの本の海。
様々な本が丁寧に陳列されている風景はもはや書店員が作り出す芸術と言ってもいいのではないのだろうか。
いつも本屋に行く時、何も買うつもりがなくてもふらっとよってしまう。
まだ読んでいる本があるけどと思いながら新たな本に手を伸ばしてしまう。
本屋は誘惑だらけだ。
本の匂いに包まれていながら本を物色していると気がつけば1時間なんてこともざらにある。
だがそこがたまらない。
いくつになっても本は私に青春をくれる。
開く度にワクワクを誘ってくれる。
私はそんな本が大好きだ。
皆さんの明日がより良い一日になりますように