ガラッと方向転換&今後の見通し
ブログやTwitterは履歴書になる、ということを実感として味わった。このご時勢、飲食店で修業を積むなど無理かと思っていたが、Twitterでつながっている人に「飲食店のオーナーと知り合いだから紹介しても良いよ」と声をかけてもらった。それだけでもありがたい。
結局、紹介してもらった飲食店で働くことはなくなった(年齢の壁は高い!)のだけれど、紹介者から「ノンアルコール・カクテルを開発してくれないか?」と打診を受ける。
それは、私の本分のようなものではないか!
お金のことは後回しにして、喜んで受けた。当初「最低1アイテム、出来れば3アイテムほど提案して欲しい」と言われ、10日ほどの猶予をもらって、試飲会&プレゼンテーションに出したのは14アイテム。マーケットや経営分析も含めて提案をした。当初17アイテムの予定が、さすがに多すぎるので12に絞り、その場のアドリブで2品プラスした感じ。
そのお店は経営者もスタッフもムスリムなので、お酒を売ることに抵抗がある。しかしお客様からは「アルコール飲料ないの?」とよく聞かれるうえ、ノンアルコールのカクテル「モクテル(Mocktail)」というものが英国ロンドンを中心に流行しつつある、という背景を踏まえての打診/発注だった。
で、ハマった。
僕は酒飲みなので、サラトガクーラーとかシャーリーテンプルやらはスカみたいなもんだと思っている。
そんなものではなく、かつ従来の「モクテル専門店」のように「お洒落なだけで法外な料金を取る」ようなドリンクではなく、酒飲みが飲んでもある程度の満足感というか納得感が得られるような、そういうモクテルが作りたい。
つまり、車で来ているので飲めない人、医者からの指示で飲めない人、妊婦さん。そういう人の「心のスキマ」を埋めるようなモクテルを作りたい。
巷間にあふれている「ハーブティーみたいなモクテル」ではなく、だ。
あとはシンセ、それからカレー。私が作るカレーはうまいが、現在流行しているカレーとは土俵が違う。実現しても、最初は4~5食限定とかになるかなあ。
そういう経緯があり、サルタナは「カレーとシンセの店」ではなく「モクテルとシンセの店、ちょっとカレー」になるかも知れません。
シンセサイザーは置くからね!それは約束しますよ。