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Grade 9: Final Semester - I wanted to go away

5月11日 (木)

放課後、Fちゃんと絶縁して私とまた話すようになったソフィアちゃんたちと日系のカラオケに行った。
小さい部屋に、3〜4人で歌った気もする。
あの国のことだからきっと隣の部屋に同じ学校の日本人先輩や同級生たちで居たこともあっただろう。この時どうだったかはわからないけど。

MSNでは、もはや定番のメンバーと、定番の話題で持ちきりでKuriから最近Hageとはどうなんだと。
Hageを恋愛対象で見れるのかと追求があった。
「なんもないよ。友達としてしか見れない」
そう伝えても、なんでなの?前は一緒に居たら落ち着くとか言ってたじゃない。
友達としてしか見れないってことは何か理由があるんでしょ?Eのことがまだ好きなの?
と追求される。
次の恋愛なんてひとつも求めてないのに、Kuriの思惑通りに動かないとEくんの名前を引っさげてまるで人の気持ちに応えない自分が悪いのかと思わされる。
いつも同じ質問だけで、そろそろ我慢の限界だった。

そういえば、5月9日にSugarちゃんからHageのこと好き?と聞かれた時にこういう話をしていた。

この日もやたらと心はギスギスしていた時だったので、Hageへの愚痴が止まらない。
不必要に構われて、それを逆手に利用するまでには開き直っていた。

Sarry: Hageが近づいてくる。Eくんと距離が近かったら

偶然かもしれないけど、同じ空間にEくんとHageと私がいると、必ずHageが駆けつけてくる。大した用事もないのにこれ幸いと、ボディタッチもあったりして、それがとても不快だった。

トイレの前でCちゃん(同級生の女の子)と話していただけなのに、Eくんがすぐ目の前のベンチに座ってるのを見かけたのかなんなのか、Hageが駆けつけて「トイレに行ってる間カバン持っといてやるわ」と言われた。

その場に立ち尽くして謎に私のカバンをもっているHage。
その光景も会話も全てEくんに筒抜け何だと思うと辛かった。
あるいは、むしろ見聞きしていてくれと願っただろうか。

簡単に全てが嫌になる私は、求めてもいない優しさをアピールされるのがほんとうに苦痛だった。
好き勝手に利用できるメリットはありつつも、きっとちょっとずつ心は潰れて行ったんだろうな。


小話だけどSugarちゃんが、つい先日Marioくんがバスケの練習の合間にHageの携帯をいじっていたときに(セキュリティ概念が皆無だった当時、簡単に友達先輩に自分の携帯を渡してはメールのやり取りや写真フォルダを漁られるということが日常的に発生してた)発信履歴にソフィアちゃんの名前が4回もあったことを発見したらしいと教えてくれた。

みんな裏では悪口を言い合っては仲良しゲームを演じてるんだろうな。とひねくれた私の考えから連想して出てきた話題だった。




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