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Grade 9: My mum and Him
私は昔から家族と仲が良かった。
母とも、父とも。門限が周りと比べて早かったりして厳しいなーとは思ってたけど記憶してる限り反抗とか、お父さんが嫌い!とか全くない。
Eくんはずっと私の家に来たがってた。
それはたぶん、彼がホームステイしていて異性を連れてきてはいけないという規定があったからだとは思うけど。
スポーツに興味のない私がハイスクールに上がって突然放課後バスケの試合を見に行ったり、土日に「Eくん」という子に会いにでかけることが増えて母はすぐに私に彼氏ができたことに気づいたんだと思う。
「最近バスケ観にいくんはEくんがおるからやろ?」そう聞かれた。
Eくんは、私の門限が早いこともあって家族が厳しいんじゃないかと少し怖がってた。
だけど11月7日 月曜日、放課後彼は念願の私の家に遊びに来て私の両親と会った。
愛嬌があるし常識のある人だから母も父も彼のことは普通に受け入れてたと思う。
たぶん、この日は晩御飯を一緒に食べて父が車で彼の家まで送ったはず。
この日から2人でデートした帰りは私の家に上がるのが定番になって、ホームステイをしてるEくんを気にかけてたのかしょっちゅう一緒に家で晩御飯を食べたような気がする。3人家族の、4本目のお箸はEくん専用のお箸になった。
そして、その度に父の車で彼の家まで送った。
車の中で父がEくんに日本の実家のことを質問してた姿が印象深い。
Eくんも、私の両親がいざ会ったら常識の範囲でウェルカムな雰囲気であることが分かり安心したみたい。
Sarryちゃんのおっちゃん、おばちゃんと呼んで打ち解けてた。(大阪の子あるあるなんだけど)
他に呼びようがないけど父も母もEくんって呼んでた。
(面白いのは父はEくんの名前がずっと苗字だったと思ってたらしくて彼がハイスクール卒業後、キャンパスで彼の名前が載ったボードをみて「苗字あるやん!」って突っ込んだらしい 笑 そして父はEくんが彼氏だとは知らなくて、よく遊びにくる仲のいいお友達だと思ってたみたい 笑)
そしていつも19:30までには帰ってくるように言ってた母だったけどEくんがどんな人か理解してからは多少遅くなってもEくんが一緒にいたら許してくれた。
それはGrade9以降も。Eくんが居るって知ったら門限を最大限に延ばしてくれた。
母は私の歴代彼氏を全員知ってるけど、こんな優遇を受けてたのは絶対にEくんだけ。
IちゃんはよくAww, Mother-in-law🥺と言ってたっけ 笑
同じように、Eくんも私の門限を大きく超えないようにいつも気を遣ってくれて。
17:00くらいには私の家に移動して私の家で20:00くらいまで過ごして。ってしてたんだとおもう。
そうしてる方がゆっくり長い間過ごせたからってのももちろんあるだろうけど、私が怒られないように、母を困らせないようにしてくれてた。
私の部屋のベッドに置いてあったタオル生地の犬のぬいぐるみをすごく気に入って、部屋に入るたびにベッドの上でもなく椅子でもなく、床にあぐらをかいてそのぬいぐるみを抱き抱えてたEくんの姿が今でも愛おしい。