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Grade 9: Second Semester - School Events

3月12日 日曜日

この日はミドルスクールキャンパスで、バザールのような売上金額を寄付するという名目のPTA主催のイベントがあった。(Fun Fair)
ここでNくん、その他希望を出した先輩やHageや他クラスメイトたちが日本語の先生の引率のもとよさこいソーラン節を踊ることになっていた。
この日に向けて数日、数週間、毎日放課後で練習をしていて。
私は最初はこれに参加する気はさらさらなかったけど、日本語の先生に呼ばれて強制参加となってしまったと記憶している。
もちろん練習もみんなほど参加してない。
UNコンサートで、Eくんとの「始まり」のきっかけがよさこいだったような気持ちもあったし、Hageがこのチームにいたことが嫌で一緒にいたくなかったんだとおもう。

この日までHageに対してかなり冷たい態度を貫いていた私だったけど、緊張するわ〜と話しかけてきたHageと例の「どきどきワクワク」をやり合ってまた距離が「元通り」になってしまった。

Nくんの応援をしにこのイベントを見にきていたMoyashiとマッチョが、また私を小突いたりちょっかいを出す様子を見て不機嫌になっていた。
この夜、マッチョから「なんかあのハゲまたSarryのとこにいたね」とMSNで言われた。
HageからもMSNで話しかけられ、それをマッチョに伝えるとご立腹だった。

Eくんは、前夜に「頑張って」とMSNで言ってはくれたけど見には来てくれなかった。
Hageと仲良くしてる姿をEくんに見られなくて良かったと思う反面、来てくれなかったことがより彼の「変化」の不安を煽った。

3月14日 火曜日

日本の学校だとホワイトデーで盛り上がってる日。
この日は私たちの学校はTrack and Field dayといって日本の学校でいう恐らく体育祭(陸上大会)があった。
母校では出演目がいくつかあって、少なくても1つには参加するというルールが設けられていたと思う。校内の廊下に張り出された紙に自分で参加表明をしていく形式をとっていた。
厳しく管理してるわけでもないのでどさくさに紛れて何も参加しない生徒も出てくる。
その時は「ドリンク販売」のボランティアに名乗り出たり、自称「応援団」として名乗り出て全力で応援するなどしたらなんとなーく、許される雰囲気があった。

全体的に人数が少ないからか、こういった運動系のイベントもミドルスクールの生徒と一緒に行っていたかと思う。
一学年下でGrade8にいた親友が(Dちゃん・仮)いて、事あるごとに私は彼女と一緒にいたような気もする。

母校ではハリーポッターの寮のように、「ハウス」と呼ばれる「組み分け」があって、入学/転入時にランダムでその「ハウス」に割り当てられてた。
4っつのメインの地区名がハウスの名前になっていたので、なんとなく学校に入った当時の住所でざっくり割り振ってたんではないだろうかと言うふうに推測してる。

カラーも4色あって、緑・黄色・赤・青 でハリーポッターまんまだった。

余談すぎる余談だけど、ミドルスクールのとき後から入ってきた日本人のクラスメイトSちゃんに、このハウスの意味を朝礼/Assembly時に説明してあげていたら後ろに立ってた英語の先生に「Do not talk!!」と怒られたことがあるのを私は絶対に忘れない。
別の先生からはSpeak Englishと怒られてたな。んなこと言われたって知ったこっちゃない。

この日、Eくんは発熱してしまい体育祭を休むことになった。※訂正: Eくんからは体調が悪いから遅れるって伝えといてと連絡があった。体調が悪いのに友達と楽しそうに話して、全力で自分がサインアップした競技に参加していた。

朝1番に私に連絡があって、大会のために貸し切っている市民スタジアムに行けないと先生にそう伝えてほしいと伝言を頼まれた。
たったそれだけだったけど1番に連絡をもらえたことが嬉しかったように思う。

記憶が他のと混ざってる可能性もあるけど、この年のTrack and Field Dayで、Dちゃん※前述 は私に「私走ってる時Sarryちゃんの名前叫ぶからね!!ちゃんと私が走ってるの見てて!!!!」と言われたから私はスタジアムのレーンギリギリの、ゴール近くのフェンス越しにもたれかかってDちゃんを大声で応援した。
「腕大きく振り回しながら走ってよ😗」(Dちゃんのお兄ちゃんであるポケモンマスターくんがそうやって走る癖があった)と無茶振り注文を追加して 笑

水泳大会はプールの塩素アレルギーでいつも参加できないDちゃんは、陸上競技は少なくとも一つは全力で参加してた。

私の真横を猛スピードで駆け抜けていったDちゃんは確かに、大声で

SARRYっっ ちゃあぁーーーーーーああん!!!!!

と、片腕を大きく振り回して1番にゴールしていた。

Dちゃんのクラスメイトか誰かに、What is D doing?と怪訝そうに聞かれたけど、she’s doing it for meと鼻高々だった。

私がサインアップした競技でも、私がじゃあ今度は叫ぶね。と伝えたに違いない。
いざ自分の番になったとき、ゴール目前で真横を走ってた子が転んだのが先だったか、膝がカクンときてバランスを崩したのが先だったか、転んでしまった。
さっき私が応援してた場所で、Dちゃんが大声で私の名前を叫んでて面白くて爆笑しながら転んだ。



実は、この日の放課後IちゃんやDちゃんも誘って国内唯一の遊園地に行かないかとMoyashiから誘われていた。
結局、どうしたんだったか分からないけど私たちは遊園地には行かなかったのは確かだ。
Moyashiと遊園地に行ってたら絶対に覚えてるから。
MoyashiとDちゃんはミドルスクールのときにかくかくしかじかの事があったので(そのうち書きます、、)Dちゃんと2人だけでいつものようにカラオケに行ったような気もしないでもないし、Iちゃんが当時仲良くしてたミドルスクールの男の子たちとMoyashiとマッチョという不思議なメンバーでカラオケをしたような気もうっすらする。

当たり前のように、そこにHageはいなかったのは確かだ。


帰宅後、MSNでKuriから大丈夫?と声をかけられた。

今日転んだでしょ?

いつも友達に囲まれてるKuriなのに、しっかり見てたんだなあ、と今思う。この当時はどう思ったんだろう。見てて当たり前って感じだったのかな。

なぜだかこの日の夜の私はKuriに対して非常にテンションが低くて。「転んだよ。けど大丈夫」とだけ返して、「もう行くね」といってオフラインになってしまった。


この前日には、Moyashiから聞いたHageの話をKuriにしたところ「そんなにHageのことが嫌いなの?他人が言う話を信用するの?Moyashiみたいな?」と言われてしまっていた。
Hageと仲良くしているKuriは、きっとHageから直接もっと話を聞いていて又聞きした話を鵜呑みにする私のことが信じられなかったんだと思う。

Kuriのこの言葉で、Hageを嫌うことが少し心苦しくはなった。

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