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Grade 9: Final Semester - Reminder
5月6日 (土)
前回と同じ日。
Kuriはいまだに彼の壮大な片思いについて語りたがっていた。
「好きだった」と過去形で話はするけど、この時点でその気持ちが現在進行形でぶり返して来ているのは明らかだった。
(当時この会話が繰り広げられた時に私がどう思ってたかはわからないけど)
表面上はEくんのことを嫌い、前に進んでいるように見せるのが上手だった私と、やっと「チャンス」が巡って来たと感じたんじゃないかな、と思った。
うまく行かなかったとしてもKuriには今、ソフィアちゃんという彼女がいたし。失うものは少なかったはずなんだ。
だけど期末試験を終え、夏休み(日本の学校でいう春休み)に突入し、学年が変わり新しい出会いがあるとKuriのこんな気持ちはまた振り出しに戻る。
この一連の流れはまだ未来の話で、Kuriも私も新しい出会いになんて期待もせず、今のこの状況がこの先もずっと続くと思っていた。
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Meってだれ?笑 と聞く私にKuriはこう続けた。
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Really Really Hateの裏返しはReally Really Love.
この頃彼にそう思ってたかは知らないけど、この時の気持ちはもはや恋ではなく愛だったんじゃないかとおもう。
また別の日に、「ただ自分は自分で居てるだけなのにどうして?」と疑問を持つ私に、Kuriはこうも言っていた。
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「君は君でいるからいいんだ」と堂々と言えるKuriのこの言葉は今になってじんわりくる。
どんな時も私のそばにいるために、いつも私といることを望んでてくれたんだ。
過去を告白したことで辻褄があう。
それをKuriは楽しんでるみたいだった。ずっとずっと自分の中に秘めてたことだったから、ある意味気持ちも軽くなったんだろうね。
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S: あぁ、かもね
Eくんと付き合ったときも、よりを戻した時も、sooo how are you and E?が定型の挨拶だった。
別れてからはHow’s your love life?(恋愛はどう?)
確かに鬱陶しかった。とは言えなくて、そんなこともあったっけなーみたいに濁した。
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S:そーだね。今、ね。笑
K: 説明がつくでしょ
だからといって根掘り葉掘り毎回、毎分、毎秒のように聞いていい理由にはならないし、Kuriの開き直った後のこの正統化させ良いとする態度に今後も困らされるのだけど。
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K: 爆笑 でしょ。君はただー
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僕が君のことなんかどうでもいいて思ってるなんて。
でも、違かったんだよ。
Eくんと2回目に別れてからももっと、自分のことを考えることが増えた。
そこで私が出した結論は、「自分は誰の1番になれない」ということ。
それはこの2月の記事でも書いてて。
きっと携帯メッセージかなにかでも、Kuriに「でもKuriが私を好きだったのはLちゃんだったり、他の子の次とかって言う話でしょ?」としてたんだと思う。きっとそれが引っかかってたのかな、Kuriは。
3番でも2番でもなくて、1番だからそんなに自分を卑下するなよそう言われてるような気がする。
それでも反論する私。
1番だったとしてもLちゃんだったり、ソフィアちゃんだったり、他の人も好きになれちゃうくらい私への気持ちってそれくらいなんだ。って思っていた。
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それに今まで「好きだった」って言ってきた男子たちだってみんな私のことは2番目に好きだったんだよ
K: んまーーーーーーーーーーね。でも僕は違う。
頑固な私と説得したいKuriの戦いは後日でも繰り広げられる。
MSNニックネームにしていたピエロの涙はどっからきた言葉だったのかがわからない。