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Grade 9: Second Semester/Spring Holiday - The Beach Party Mess
3月24日 水曜日
クラスメイトのシカが主催したビーチパーティーがこの日あった。
シカは途中から転入してきたわりに、学年関係なくたくさんの人を集めて、パーティーを立案する人だった。
次の学年でもロッジハウスを借りてBBQパーティーを開いたことがあった(ここでも思い出があるのでいつかNotesにかけたらいいんだけど)。
Grade9のクラスメイトたち、そしてEくんとYHくんを誘っての10人いたかいないかくらいのグループだった。
ビーチパーティーの「会場」はEくんと12月にも行ったこの場所。
エリアは違えど、同じ敷地内で、あのとき手を繋いでたE君は今は遠く離れた場所でYHくんと佇んでいることが悲しかった。
シカとしては、春休み中みんなに会えなくて暇だし、旅行に行ってしまった人とは会えないし、だったら国内に残ってる人たちで集まってのんびりしようぜが目的だった。
それに、3月はHageとIちゃんの誕生月なので、2人の誕生日パーティーも兼ねようぜだった。
魂胆にはSちゃんもこればいいのに。もあったけどSちゃんは日本に一時帰国中で不在だった。
久しぶりすぎるので for your refresher:
Character Note - Girls編
Character Note - Boys編
何か具体的なプランがあったわけでもなく、ただそれぞれ仲の良いグループに分かれてビーチサイドで喋っているだけだったように思う。
イギリス人のAが恐らく韓国人のYとかとひと足先に海に入って、Iちゃんだとか、その場にいた仲のいい女子たちに向かって水をかけたり引き摺り込もうとしたりしていたんじゃないかと思う。
彼らと同じグループにいたKuriも海に入れよ!と誘われたものの潔癖なところがあるKuriは濡れたくない!と頑なに拒絶していたようなきもするな〜
だけどKuriは最終的にはYとかに引き摺り込まれてずぶ濡れになったんだ、たぶん。
Iちゃんや他の女子が膝上くらいまでのところに浸かって“手加減”しあいながら水を掛け合う中、そんなんじゃつまんねえだろぉおおおお!!!!!!!!!と荒れ狂う破天荒がいた。
私は懐かしのリーダシップキャンプのために買った水陸用のスポーツサンダルを履いて、浅瀬に立ってAとIちゃんたちがぎゃーぎゃーしているところを見守っていた。
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もっと、こう、こうするんだぁあああああ!!
後ろから、ものすごい勢いでっっどん とぶつかられた。
Shikaだった。
背中も痛い。浅瀬にいたから普通に水を含んだ砂なだけで硬さもあって痛い。膝を擦りむいたし、周りから悲鳴が上がった。
さすがにAもYも抗議の声だった。
気を取り直して、Shikaに抱えられてまた、海に放り投げられる。砂まみれ水まみれめちゃくちゃだった。しかも海に入る気なんてかけらもなかったから着替えだってない。散々だった。
そんな話をソフィアちゃんに後日報告していた。
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こんな目に合っている中、離れたとこに2人座っていたEくんとYHくんは突き落とされた私を見てニコニコ笑っていた。
だけど、YHくんはそっと近づいてきてくれて、「大丈夫?」と彼のタオルを渡してくれた。良い印象は持たれてないのかと思い込んでた先輩だったけど、普通に、優しいだけだった。
少しでもちゃんと見守ってくれてることも実は嬉しかったし、YHくんがいい人だったのも嬉しかった。
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それなのにきもYHって呼んでてごめんね😂
ばち当たりな私です。
その場にいたHageやマッチョも駆け寄ってきて、大丈夫?とダイナミックに心配された。
いやーびっくりしたーと平気なふりして、Hageを振り切るためにEくんとYHくんのとこに行ってみたんだっけ、どうだったろう。借りたタオルを口実にできたかな、私。
大惨事のあと、珍しくEくんがボーリング行こうやと提案してきら。
みんなでバスに乗ってEくんたちの当時の行きつけのボーリング場に向かった記憶がなんとなくある。
私たちの住んでた国は常夏の国。湿度も大抵90%以上。
東京の夏より涼しい気はするけどそれはバス、建物内、ありとあらゆる「中」がエアコンが効きすぎて大半を凍えて過ごしてたからなのかもしれない。
海に2回もタックルされた着替えのない可哀想な私は普段の120倍凍えてた。
自分の当時の服装なんてもちろん覚えてないけど頭からつま先までぜんぶ砂まみれ水まみれだったんだから。
ボーリング場では、私はみるだけでいいと言って参加しなかったのだけど、見兼ねたKuriがジーパン込みの着替えを持ってきてるから貸してあげるよといってくれた。
ログにはジーパンのことしか書いてなかったけど、Tシャツも借りたような気もするし別の人の服を着てたような気もする。
当時から180cmもあったKuriのジーパンはぶかぶかで、みんなに笑われたはず。きっとKuriの視点からすると私はちびっこくて可愛い妹みたいなもんだったんだろう。
190cm近い今の時間軸の旦那の口癖を思うと似た感想を持っているだろうと思う。
ボーリングは、EくんとHageが同じチームでハラハラしながら眺めていた。Kuriは自分から貸してきたくせにずっと I miss my pantsと嘆いていた。
マッチョとのログによると、調子に乗ってHageがスコアを取るたびに私含めみんなにハイタッチを求めてはしゃいでいる様子を目の前で見てたEくんが、ぼそっと小さな声で「きっしょ」と悪態ついたらしい。
パーティーのどこかのタイミングでHageがひさしぶりに話しかけてきて、どうでも良かった私は表面上は前のように「仲良く」接した。そこでハメが外れて「行きすぎた」行動を繰り返してた。
悪態を聞き逃さなかったマッチョが「Eさん、きっしょですか?w」と聞いたらEくんはいつもの感じで「えーあー今のは心の中で言ったと思って」と言ったらしい。
肝心のEくんがボーリングをしている様子は全く記憶にない。
正直やっぱりKuriとだったり、同級生の友達といるほうが楽しかった。
だけど、みんなでカラオケに行って冷めきってたEくんのことを考えると学年気にせずに遊んでる様子は新鮮だったはず。
ボーリングのあと、また場所を変えて定番の繁華街に出たように思う。
晩御飯を食べよう、となってまだ時間に余裕のある組はどこかに行ったのかもしれない。
EくんとYHくんは彼らのいつものメンバーと合流するとか、あるいはShikaの車で帰るとか(3人は同じ集合住宅に住んでた)ですでに別行動だった。
覚えているのは、商業施設の地下にあるスターバックスでKuri、Hage、Nくん、マッチョ、そしてIちゃんとで喋っていたこと。
もうすでに想像はできるかもだけどこの時からKuriは私の隣が特等席で、この時はKuriが目の前、マッチョが挙動を見張っているという並びだった。
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アジア人を揶揄されることが大嫌いだったはずなのに、Hageと仲良くなってから日本にも、自分の韓国のルーツにも少し抵抗はなくなってきてるように思えた。
(後ろにひょっこりしてきたのはマッチョ)
Iちゃんはすぐに帰らないと〜といっていなくなり、KuriがめちゃくちゃWhat?! You always leave early when I’m with youとゴネていた。
Iちゃんが居なくなった途端、Hageが急に話しかけてきたような気もするけど、またすぐにNくんと一緒に帰ると言って居なくなった。
最後になったのが私とKuriとマッチョで、Kuriが私の携帯でいつものように写真を撮ったりマッチョが執拗にKuriをいじったりしてギリギリまで粘ってたんだとおもう。
Eくんのことも話題にせず、その空間が私には居心地が良かった。
続きます