Grade 9-Second Semester: Sugary Friday
2月24日 金曜日
この日の夜もSugarちゃんとMSNで話した。
昨晩も1:00ごろまで会話が続いてしまったので早く昨日の続きを話したくて仕方がない。
この日は改めて、別れるきっかけになった出来事が実際どんなものだったのかを説明した。
Sugarちゃんに軽蔑されてしまうかな、と少し怖かったと思う。
暴露話についてもっとクリアにするために外で会おう。とHageから言われた時点で断ればよかったじゃん。ずっと自分を責めてたことだった。
ここでも書いたように、Sugarちゃんは否定は一つもせずに、なーんだそんなことかとでも言わんばかりにあっさり流してくれた。
ソフィアちゃんの親友はだって女の子じゃん。と思ったけど、私の気持ちを楽にさせるために言ってくれてることが分かるのでそうだね、と納得した。Sugarちゃんにそう言われたら、本当にそうな気がした。
この発言もSugarちゃんの名言だったと思う。
人の感情を汲み取るのが本当にSugarちゃんは上手だ。
それはSarryちゃんが悪いよ。ではなく混乱するよね、と受け止めてくれた。
ちなみにこの日の夜のEくんのMSNの名前は「愛という言葉に君は何を感じるのか」だったらしい。
Eくんキターーー!こういう時にキターって言うであってる?wというSugarちゃんと、これってSarryちゃんに向けて言ってんのかなー?と話し合った。
「だってねーだって愛という言葉に私は重い罪悪感を感じます。って感じだよ!彼がそういう名前にしたらww」と言う私に、お決まりのSarryちゃんってかわいいね.…と言った。
あたしだったら◯◯って思っちゃうよwとかなんとか言って。
だけど本当はEくんは愛という言葉にEくん!とかEっち!とかE(苗字)くん!とか思って欲しいんじゃない?!wとふざけた。
Sugarちゃんが、昨日EくんとMSNでした話について教えてくれた。
この時の私はいまだに別れを選んだのが自分の選択だったと思われていることが悲しかったし、Eくんは私に「捨てられた」ときっと他の人にも言ってるんだろうなと思うとやるせなかった。
さすがはSugarちゃん。
短い会話の中ででもしっかりEくんの心情について考えていた。
私は今になってやっと、どうしてEくんが「周りがなんかいうやろ?」って周りの目を気にしてたのか理解したよ。
二学期が始まってからのEくんの落ち込みっぷり、荒れっぷりは側からみても丸わかりだったんだから、友人たちにはもっとそれが明らかだっただろうと思う。
もし、私たちがこのタイミングでまた付き合い始めていたり、まだ私のことが忘れられないと友達に公言していたとしたら.…
きっと周りは「あんなにSarryちゃんのことで傷ついたのに、どうしてまだ彼女に執着するの?」そう思ったことだろう。
きっとそれが嫌だったんだ。
Sugarちゃんがとても考えさせられる疑問を投げかけた。
16歳ってこんな哲学的なこと考えるもんなのかなあ。
ログを読み返してた今もふと手を止めて考えてみた。
当時の私は、考えてみた末に大好きで大好きでしょーがない人!と答えていた。
大人になった私は、どう答えるだろう。
傷つきたくなかったり、選ぶのが面倒だったら、私のことを大好きで大好きでずーっと一緒にいたいと言ってくれる人を選んでしまうかもしれない。
Sugarちゃんも悩める10代だった。
何が正しい選択で、どう生きるべきかわからないけど、色々な話を加味してその時思うベストな判断をしていた。
大人になるってどういうことなのかな、と聞くSugarちゃんは当時からずっと大人だった。
そしてやっぱり、私が周りの先輩の視線を気にしてることを気にかけてくれていて、私が答えやすいようにあえてこうも聞いてくれている。
Sugarちゃんに救われたと思ってる人は他にもたくさん居るだろうけど、母校の中で価値観を丸ごと影響受けるほど濃密に関わったのは私だけだったような気がする。
ほんの小さなことがきっかけで、Sugarちゃんは私の人生の先輩となったし、またSugarちゃんにとっても私は最高?の相談相手になった。
Sugarちゃんが卒業するまでも、大学に進学してからも、ちょこちょこ連絡をとって近況をアップデートするくらいに。
明日と明後日の週末は、以前からも言ってた学校のジャズバンドの強化合宿だ。
泊まりではないにしろ、二日間も、EくんやEくんと仲のいいスターフィッシュくんやMLBくんと過ごさないといけない。
どうなるのかな〜憂鬱だな〜
そんなことをSugarちゃんに打ち明けてた。
Sugarちゃんも、話せそうなら話してみてもいいかもねっとアドバイスをくれた。