なぜか次も行きたくなる3つの波長
接客業、サービス業、販売業にいると、人は商品やサービスにつくのではなく「人は人につく」のだとつくづく感じます。
なぜ「人は人につく」のかというと、接していて「居心地がいい」という、その状態が気持ちいいと感じるからです。いわゆる「波長」とでもいうのでしょうか?波長の合わない人や場所には、なんだか居心地が悪いと感じることもあるでしょう。
だから、ひとりサロンや個人で仕事をしている人は、いかに「居心地のいい空間や接客」をするかによって、上質な顧客の獲得に繋がります。
波長とは?3つの波長について。
その1:リズムが一緒
話す速度、会話の間、会話のリズムが同じであれば、人は相手に対して違和感を覚えません。例えば、あなたが市原悦子さんのようなリズムで、相手が黒柳徹子さんのリズムだったらいかがでしょう。どちらかが、もしくはどちらも疲れてしまいます。
その2:言葉が一緒
例えば、クラシックしか聞かない人とロックバンドしか聞かない人は、影響を受けているものが違うので言葉も違う形ででてくるでしょう。
また、方言も同じです。同じ方言で話す方が気持ちよく話せます。他県で同じ方言を使う方に会うと、一気に距離感が近くなりませんか。反対に、違う方言を聞くと「その意味は?」と途中で会話が中断するでしょう。人は、中断することやそこからまた始めることに少しストレスを感じるのです。
東京に住めば東京の言葉になり、大阪に住めば大阪の言葉になっているのではないでしょうか。「豪に入れば郷に従え」も自分が住みよい環境になるためのことわざではと思います。
その3:価値観が一緒
「大切に思う人や物事、言葉や雰囲気などの価値観が一緒」だと、安心して相手に心を開けます。
たとえば、このコロナの時代。コロナに対してどんな対策をしているか。またどんな考えをもっているかその価値観が一緒だと安心します。反対に、価値観が違うと人は不安を覚えるのです。
不安を覚える所へは二度と足が向かないものです。
セラピストは波長を合わせることも仕事のうち
発する言葉や声のトーン、会話の間やリズム、また言葉の使い方を相手によって変えていくのです。元気のいい人には元気よく、ゆっくりな人にはゆっくりと。相手の周波数に合わせるのです。また、お客様が大切にしていること、時間やお金、結果や癒し、コスメや食べ物、考え方や思考もそうです。相手に寄り添って共感してみましょう。
そうすることでお客様は「分かってくれている」「心地いい」と感じ、あなたに対して「安心感」や「信用」を持つようになります。
私たち「人対人」のお仕事は「信用」や「信頼関係」で繋がっています。「信頼関係」は「信用」が何個も積み重なってできるもの。すぐには信頼関係はできません。だからこそ、信頼関係ができている時にはお客様と「相思相愛」になれているときなのです。
まとめ
個人サロンはお客様との「信頼関係」で長く続きます。
新規ばかり追いかけていてもサロンは安定しません。
せっかく来てくれたお客様に不快な思いをさせず、気持ちよくその場を過ごしていただき、トリートメントやお買い物で満足していただきましょう。さらにそこに感動が生まれればあなたから離れない「ファン」となります。
そのためにはまずお客様との波長を合わせて「心地いい空間作り」を意識してくださいね。
いつも読んでいただきありがとうございます。 お客様に喜ばれるサロンへ。セラピストが心から幸せだと思う仕事を。サロンが右肩上がりになるように、これからも発信を続けてまいります^^