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今、この瞬間の自分と向き合う(#未来のためにできること)
「そんなのダメだよ」
夫に言われた瞬間、胸がギュッと苦しくなる。「攻撃された」と感じるから、言い返したい言葉が喉元までこみ上げる。深く吸った息を、固く縮こまった胸へと送りこむ。息を吐きながら、緊張が少しだけ、緩んでいくのを感じる。苛立った自分をもう一人の自分が観察しているうち「やり返したい」という尖った衝動が和らいでいく。そうしてじっと佇んでいると、空を流れる雲のように、不快感が身体を通り過ぎて
職場ストレスの1分対策:明日からトライ!
仕事でミスした、同僚に陰口を言われた、上司に叱られた、今夜も残業になりそう......職場で起きるさまざまなことが原因で、落ち込んだり、イライラしたり、不安になったり、焦ったりするのは、よくあることでしょう。時にはそうした精神的ストレスが身体に影響して、胃炎、頭痛、疲労、不眠症などに悩まされるかもしれません。
私は現在アメリカでマインドフルネス講師兼ライフコーチとして活動していますが、以前には都
苦痛から逃げずに、寄り添う(#自分で選んでよかったこと)
私と息子を乗せたチャーター舟は、海岸から数キロ離れた沖合で止まった。「ここでどうぞ」と船長が視線を合わせずに言った。
抱えていた骨壷を開くと、白い遺灰が風に舞った。20年間連れ添った夫……一番の親友、理解者、共にガンと闘った戦友でもあった人の最期のカタチ。
海に撒いた遺灰が海中へ消えていくのを見届けながら、私は自分という人間も亡くなっていくのを実感していた。
翌日、私は中世ヨーロッパの絵画と
ペルセウス座流星の夜
闇は夜明け前が一番暗い、というのは本当だ。
今夜はペルセウス座流星群のピークだと聞いて、すでに眠りに落ちている夫を起こさぬよう、忍び足で10時頃外へ出てみた。煌々と夜空に煌く半月のせいで、はっきり見える星は少なかった。
朝早起きしてもう一度トライしよう、とベッドに入ったものの、遠足前夜の小学生のように落ちつかず、3時頃目が覚めてしまった。また忍び足で外に出る。月はもう視界から消えていたけれど、
あなたの心の空は今、何色?
マリは自己免疫疾患を克服して幸せになるために、ポジティブな言葉を唱えたり、なりたい自分をイメージしながらキャンドルを灯すなど、様々な自己実現法を試しました。
失望、苛立ち、ポジティブでなければという、自らが生み出したプレッシャーに疲れ果てて心の中を覗くと、そこには時に厚い雲、時に軽やかな雲を含み、灰色からパステルカラーへと刻々と変化する空が見えました。
「これも素敵じゃない?」とマリは思いまし
手は届かなくても、心でつながれたら(はじめまして)
3カ国15都市での暮らし、異業種キャリア……自分の心がYESと言うことを追い続けてきた人生には、様々な挫折や最初の夫の死という苦難もありました。人生の深い霧の中で立ちつくした時に助けてくれたのは、マインドフルネスを通して自分の内に宿る叡智とつながること、そして自然の力による癒しです。これまでの自分のプライベートな体験やマインドフルネス講師・認定ライフコーチとしての知識や経験から得た学び、日々の生活
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