ライブの感想と夢を持てている自分に気づけた話「Matsumuro Seiya presents LABORATORY -session9-」
「Matsumuro Seiya presents LABORATORY -session9-」
松室政哉さんのライブに参戦してきました。
テンション上がりすぎて記憶が飛んでるので、歌詞などあやふやなところもありますが、感想やライブを通して私自身について考えたことを書いていきます。
ライブについて
もうとにかく楽しかった!!
ムロくんの曲って自然に体が動くし、ムロくん自身もバンドのみなさんもすごく楽しそうに歌ったり演奏したりするから、それにつられてテンションもどんどん上がるんですよね。めっちゃカロリー消費した。
LABORATORYというライブは、通常はムロくんと他のアーティストとの対バンライブなのですが、今回の対バン相手はなんと過去のムロくん自身。
この企画を知った時から、「何それ!めっちゃおもしろそう!」とわくわくしていました。
期待以上だった!
前半はメジャーデビュー前の曲を演奏=過去のムロくんの出番。
衣装もメガネもデビュー前後に着用していたもので、こういう細かいところでも過去のムロくんを表現していておもしろかった。
私はメジャーデビュー直前にムロくんを知ったので、知らない曲ばかりでした。
1曲目から刺さる刺さる…
もっと早くから知っていたかったよ…
20歳前後に作った曲らしいのですが、しっとりした曲からノリノリになれるアップテンポな曲まで、この頃から振り幅が広かったのが窺い知れました。
「僕の部屋に音楽があふれる」という歌詞(もしかしたら「あふれる」じゃなかったかも)から始まった1曲目。
音楽を聴いてる時に感じることが歌われていました。楽しかったり傷が癒やされたり、時には過去の記憶を思い起こしたり…
「音楽を聴いてる時って現実と夢の間にいる感じだよね」というニュアンスの歌詞があって、めっちゃわかるって頷いてしまいました。
そして、ここからその現実と夢の狭間の時間が始まるという期待感を持たせてくれました。
過去のムロくんの曲は、自分の内側を歌っている曲が多い印象でした。
それが今の私のために歌ってくれているのかと錯覚してしまうくらい響く歌詞が多くて、目頭が熱くなりました。
「立ち止まっている君も見ていたい」
「頑張ってきたの知っているから」
「それでも前に進むのはその先にあるものを見たいから」
(歌詞は全部あやふやです…自分の記憶力の悪さが恨めしい…)
過去のムロくんからのメッセージを受け取った気持ちになれて、音楽ってこういうところがいいんだよなぁと実感しました。
過去のムロくんの曲で唯一知っていたのが「涙がいっぱい」
ムロくんを知った頃にYouTubeを検索して出会った曲。
聴いた時、「えっ、この曲17歳で作ったの?」と驚きました。
大人びた歌詞なんだけど背伸びしすぎた感じもなく、自分に酔ってる感じもなく、ドラマティックすぎず、聴いてる人が情景を思い浮かべたり自分に置き換えたりできる余白を残してる感じ。
すごすぎる…
今日ライブで聴いて、家に帰ってからYouTubeを見返して、聴き比べると今の方が深みが増している感じがして、ムロくんの進化を感じることができました。
後半は現在のムロくん。
オーキャンでも着けていたサングラス?カラーメガネ?で登場。
会場からクスクス笑い声が。
たしかに普段のムロくんとは違うけど、私は好きだしかっこいいと思うから、何で笑うのかわかんなかった。
ムロくんが「人を見てクスクス笑うのは失礼やで」(深刻な感じではなくツッコむ感じで)と言ってて、そういうことちゃんと言うところも好きだなと思いました。
毎秒、君に恋してる
後半戦1曲目はデビュー曲の「毎秒、君に恋してる」を弾き語りで。
デビュー曲でもあるし、盛り上がりました。
1曲目だと幕開け感もあっていいなあ。
「定刻通りのサヨナラにまたため息」
「三流映画のシナリオはまたお蔵入りになった」
などの表現が本当に上手い。
出てきそうでなかなか出てこない言葉だも思います。
あと、タイトルの「毎秒」のあとに「、」が入るところも好き。
1秒1秒を噛み締めてる感じがいいんですよね。
PUZZLE
かっこいいのよ…
これはぜひライブでバンドで聴いてもらいたい。
私は聴きながら勝手に「毎秒、〜」から連続したストーリーを作り上げてしまって、「毎秒、〜」の後に結ばれた2人の関係がこうなっちゃったの?と切なさも感じてしまいました。
余談ですが、この曲は「touch」というミニアルバムに収録されています。
「touch」は映像の音楽化をテーマにしていて、1枚を通して映画を観ているような不思議な気分になるので、ぜひ聴いてみて欲しいです。
Theme
久しぶりに聴いたけど、やっぱり良い歌だなあ…
何度だってやり直していいんだと思わせてくれる曲。
「私も夢を叶えられるはず」と信じようと思えました。
海月
優しい歌。
聴けば聴くほど心と体に染み込んでくる。
じっくり聴きたい曲。
なんだかこの曲についてはあまり語りたくないんですよね。聴いて感じてほしい。
会場中に響き渡るムロくんの声が心地良かったです。
マーマレードジャム
ムロくんも言ってたけど、お洒落な曲。
これも生で聴いて欲しい。
セッション感がたまらないのよ。
バンドメンバーもみんな楽しそうに演奏してて、私も嬉しくなりました。
この曲の場面って朝の数分間、もしかしたら数十秒間のことで、主人公はソファに寝そべって相手を見てるだけで一歩も動いてない。
素人の考えだけど、それを1曲に仕上げるってすごいことなんじゃないかと思います。
ムロくんの曲作りのセンスを感じる1曲です。
Dopamine
「ドドド ドーパミンで」がクセになる曲。
普段些細なことでイライラしてしまうけど、それを忘れさせてくれる。
一気に会場の熱が上がって、一体感も増したように感じました。
踊ろよ、アイロニー
(私の中で)1番盛り上がった曲。
SNSなど非対面のコミュニケーションを皮肉った歌詞なんだけど、タイトルにもあるように踊れるような楽しい曲なので、嫌味ったらしくない。
この曲の歌詞ってライブに行く良さにも繋がっている気がします。
CDやストリーミングで聴くのも悪くないけど、やっぱりライブって楽しいよねと言ってくれてる感じが盛り上がりに拍車をかけると私は思っています。
フレンチブルドッグ
未来のムロくんの曲。新曲です。
女性目線で書かれたのは初めてなんじゃないかな?(違ってたらすみません)
新鮮でした。
ざっくり言うと、かっこいい人と付き合うのが夢だったけど、実際に付き合ったのはフレンチブルドッグみたいな人で、すごく幸せだよって歌。
聴いてるこちら側も幸福感に包まれる温かい曲でした。
一般的な「良い」ではなく、自分の「良い」が大事だよと言ってくれていると思いました。
ラストナンバー
音楽の楽しさが詰め込まれた曲。
めちゃくちゃ盛り上がるしテンションも上がるけど、ライブ終わらないでー!もっと聴いてたい!と少し寂しくもなる曲。
「現実逃避だって現実の一部なんだよ」という歌詞が好き。
私にとって音楽を聴くこと、ライブに行くことは現実逃避でもあって。
現実を生きるために現実逃避してるし、現実逃避してる時間だって現実の時間の一部だし大事な時間。それを肯定してくれているようで嬉しくなります。
ブランコ
本当はラストナンバーでライブ終了だったけど、鳴り止まない拍手に応えて歌ってくれたインディーズ時代の曲。
今回のセトリからは漏れた曲だそう。
溢れる愛を歌った曲なんだけど、重たくなくて聴きやすかった。
そして、若い!
今のムロくんよりもストレートな歌詞というか、上手く言えないけど、とにかく若い!と思った。
ほんと楽しいライブだったなあ…
今までのムロくんのライブの中で1番楽しかった!
インディーズ時代の曲、音源化して欲しい…
何回も何回も聴きたい。
以前にラジオが何かで話してたけど、ムロくんは曲作りが好きで、作った曲を歌ってくれる人がいなかったから自分で歌い始めたそうです。
歌ってくれる人がいなかったことに感謝と言ったらおかしいかもしれないけど、私としてはムロくんが歌い始めてくれて、今でも歌ってくれていることが本当に嬉しいです。
もっと広がってほしいアーティストです。
(でも広がりすぎてライブハウスで出来なくなったら寂しいなという自分勝手な思いもあります)
これからもムロくんの活躍を応援します!
私はちゃんと夢を持っている
ここからは私の個人的な話を少しさせてください。
今回のライブは、過去のムロくん=夢が叶う前のムロくんと現在のムロくん=夢を叶えた後のムロくんのライブだと私は感じました。
ムロくんのインディーズ時代の曲は、もがいていたり不安になったり、それでも前を向いて歩いたり…。心の中を歌っているものが多かった。
勝手な想像だけど、プロのミュージシャンになるという目標に向かう中で、上手くいかないことも色々あって、その時の心情が曲に表れているんじゃないかと思います。
それが今の私自身に重なって、一言ひとことが刺さりました。
私はフリーランスのコーチになるという夢に向かってようやく踏み出したところですが、一歩目から躓いたり、「本当に私の夢ってこれなのかな?」と何度も不安になったり立ち止まったりします。
しかし、今回のライブで過去のムロくんの曲を聴いて、「私はちゃんと夢を持っているんだ」と思えました。
夢や目標を持っていなかったら、歌詞が刺さるはずないんですよ。
それに、私は何度躓こうと結局諦められないんです。
もう夢だと認めるしかない。
そして、後半の夢を叶えたムロくんを見て、私も夢を絶対に叶えたいと思いました。
夢を叶えた後でも葛藤や不安はあるだろうし、新たな夢を持ってそれに向かうこともあるだろうけど、現在のムロくんがすごく楽しそうに音楽をやっているのを見て(インディーズ時代が楽しくなさそうと思っているわけではないです)、私も自分が好きなことを仕事にしたいし、人生を楽しみたいなと思いました。
今までライブはただ楽しむだけということがほとんどでしたが、今回は楽しむだけではなく、自分の中に気づきを得られて、このライブに参戦できて本当によかったです。
改めて、今回のライブを開催したくれたムロくん、バンドメンバー、スタッフの皆さんに感謝します。
本当にありがとうございました!
公式さんがセトリアップしてくれてました
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