コロナ自宅療養日記〜vol.1
「私、コロナになりました」
そう報告を受けた時、あなたはどのような表情になるだろうか。
何を一番に頭に浮かべるだろうか。
コロナ陽性となり、計14日の自宅療養。
そのうち11日は軟禁状態。
自宅療養のリアル、そしてコロナのリアルな症状、陽性認定をもらった後のリアルな弊害・・・そんなリアルコロナ体験記を数回に分けて綴りたいと思う。
◇◆◇Day 1 :2月28日
普段通り目が覚める。
朝の支度やお弁当作りを終え、いつもと同じように家を出る。
なんか体がだるいなー、節々痛いなーって感じはあった。
でも、早番は私1人だし、私が行かないと薬局は開店しない。
my 体温計を持参しながら出勤。
開店準備をしながら、ふと気になり熱を測ると37.9℃。
おいおい、怖い怖い。やたらと寒気がするのはこのせいか。
普段ならそのまま掃除に取り掛かるところ、
どうにも嫌な予感がしたので
薬局内で販売している抗原検査キットを手に取り車へ行く。
30分後、出勤してきた事務さん達に
「ちょっとゾクゾクするから車で検査してみる」
と告げて車の中へ。
自分たちの薬局で販売していた抗原検査キットのくせに、中身がどのようなものか全然知らない。初めて中身を確認。なるほど、鼻腔を拭うタイプか。
これは苦手なやつ。嫌いなやつ。
インフルエンザの検査で病院でやられたことあるやつだよね。あれって他人様にやられるからできるのであって自分でやれっていうのはキツすぎる。
けど、検査するからにはちゃんとやらないと勿体無い。
というわけで、1人で涙目になりながら車の中で2センチ強の長さ、綿棒をツッコミ鼻をぐりぐり。右も左もぐりぐり。
そして説明書の通り、検出液などに浸しながら検査プレートへ検体をセット。
待つこと10分。
はい、出ました!
あちゃちゃ。出ちゃいました。
出ちゃったからには、このまま勤務続行は不可能である。
薬局長の了解 & 指示のもと、早退となる。
自宅へ着くなり、すぐに部屋着に着替え、倒れるようにベッドに潜り込んだ。
寒い、とにかく寒い。
ベッド脇に置いてあるmy 体温計(いくつ持ってるんだ?)にて体温測定すると
こんなにも急激に体温って上がるの?ってくらいのフルスロットルで体温上昇。
そのまま気を失う。
2時間後、尋常でない寒気に見舞われ目が覚める。
まるで雪原の中に寝ているのですか?ってくらいに寒い。
腕と脚に鳥肌が出ているのがわかる。
ネックウォーマーを身につけ、頭まで毛布をかけ、布団に潜り込む。
電気敷き毛布は最強でON、暖房の効いた部屋でこれでもかってくらいに着込んでも、とにかく寒い。めちゃくちゃ寒い。
その時、再度体温を測定すると39.9℃…
手持ちのカロナール(アセトアミノフェン:解熱剤)を服用し再度気を失う。
2時間後、勤務先の薬局からの着信にて目が覚める。
抗原検査で陽性が出たのだから、PCRを受けるよう会社から指示が出たとのこと。
病院受診をするように、とのこと。
カロナールが効いてて、熱は38.8℃。
すぐにスマホにて発熱外来のある近隣の病院を探す。
おお、一番近くの病院が対象ではないか。
死ぬ思いでデンワヲカケル。
ここから悲劇が始まる。。。(大袈裟な)
そう。
たらい回しに遭ったのである。
コロナ療養が明け、療養期間を振り返ってみたときに、
一番最初にキツかったのはこのたらい回し事件。
⚠️教訓⚠️
抗原検査キットで陽性だとしても、その事実は伏せるべし!
最終的に、県に教えられた最初の医療機関へ電話するものの、その医療機関では即日PCRは行っていないということで他院を紹介される。
紹介された他院へすぐさま電話してみると、すぐにおいでと言ってくれる(神!)
病院へ着くと、駐車場に停車し、そのまま車待機にて受診。
防護服、フェイスガード、手袋の完全防備の看護師さんが
変わるがわる車まで来てくれ、検温したり酸素飽和度測ったり、問診したり。
(ああ、昨日までは私もそちら側の人間だったのに・・・)
そして、Dr.もやってきて、本日2回目の綿棒で鼻腔をぐりぐり。
Dr.は容赦無く奥まで突っ込む。オエーって涙目。
優しい対応に涙出そう!まじで神!(2回目)
そして待つこと30分強。
知らない携帯番号からの着信あり
出てみると先程のDr.!
ああ。
抗原検査キット偽陽性の可能性は消えましたか…
・・・vol.2へ続く・・・
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