世界中の赤ちゃんとママのために~アラウ.ブランドと「セーブ・ザ・チルドレン」~
こんにちは!広報担当のホシノです。
本日はアラウ.ブランドで長年応援をしている「セーブ・ザ・チルドレン」についてお伝えさせていただきます。
はじまりは今から20年以上前のこと。
サラヤは”ビジネスで社会課題を解決する”ことをミッションとしていて、アラウ.ブランドが誕生したときにも何か社会貢献をしたいと考えました。
赤ちゃんとその子を想う人々に寄り添ったブランドであることから、日本だけでなく世界中の赤ちゃんが幸せになれるようにという想いのもと「セーブ・ザ・チルドレン」に相談したところ、一緒に取り組んでいきましょうということになり関係がはじまりました。
現在の活動場所はアフリカのウガンダ共和国。
先にサラヤの衛生関連商品で取り組んでいた社会貢献活動である
正しい手洗いを普及させることで子どもの命を守る活動
「100万人の手洗いプロジェクト」
病院での手指消毒を徹底することで院内感染を防ぐ活動
「病院で手の消毒100%プロジェクト」
それらの活動の地でもあります。
現在、ウガンダでは手を消毒することを「サラヤする」と呼ぶほどに活動の結果がでてきています。
活動の詳細はこちら
しかし、その一方でウガンダでは一人当たりの所得が低いという問題も抱えています。
特に農村地域では、貧困や深刻な食糧不安に加えて、母子保健サービスが十分に機能していないという課題があります。そして、その結果、多くの子どもとその母親が栄養不良となり、子どもの健全な発育が妨げられています。
アラウ.ブランドでは「ゼーブ・ザ・チルドレン」と一緒にその問題解決に向けて取り組んでいます。
■活動① 生計向上
そもそも収入がなければ、乳幼児に栄養のあるものを食べさせることができません。そのためには単純にモノを提供するのではなく、現地の方々が継続して収入を得られるように生計を向上させることが大切です。
そのひとつが、家庭菜園を作るための農家研修です。
今まではバナナや豆といった作物を栽培し、特に手入れすることなく育ったら収穫するという自然に任せた方法でしたが、このやり方だと確実に収穫することはできません。そこで、研修では水やり、日よけ、雑草除去、害虫除去、肥料作りといった農作業、気候変動に対応した農法に加えて、小規模の家畜飼育や養蜂についても取り入れてました。
農業に使用する"じょうろ"や"くわ"などの機材や足踏み式ポンプ、養蜂に使用する巣箱や防護服も供与しました。養蜂は、天候の影響で農作物がちゃんと育たないときにも代替となる生計手段として、とてもありがたいという声が聞かれています。
すると、自分たち家族が食べる食料だけではなく、収穫物を市場で売れるようになり少しずつ収入を得られるようになりました。さらに、鶏肉、豚肉を食べることにより良質なたんぱく質を摂ることができるようになり、家族の栄養改善にも繋がります。
■栄養改善支援
日本では出産や育児に関して、アプリや雑誌、行政のサービスなどで情報を得ることができますが、ウガンダの農村地域の母親の中には「出産直後の母乳は汚れているので赤ちゃんにあげてはいけない」という迷信を信じている人もいます。そして、ママ自身に栄養の知識がないために栄養を摂取せず母乳が出なくなり、生後3~4ヶ月の赤ちゃんに牛乳やおかゆを与えたりすることもあります。
そのような状況をなくすために、母親たちに正しい知識で育児ができるよう地元の食材を使った調理実演や栄養啓発活動、カウンセリングを続けています。栄養の基本を理解したママたちは、自ら家庭菜園を作り、野菜や果物など栽培の幅を広げていきます。
また、ママたちのグループを設立し、定期的に集まることで栄養に関する知識や経験を共有する学びあいを促進したり、栄養不良リスクの高い2歳未満児がいる家庭を継続的に訪問してサポートしています。
この辺の活動は日本のママとしても想像しやすいのではないでしょうか?
これらの活動内容に共通していることは、単純に寄付をするのではなく、それらを使って現地の人々が持続可能に暮らしていけるようにサポートしていること。アラウ.ブランドの売上の一部はこれらの研修に必要な人件費や必要経費に使われています。
もし、現在の地でアラウ.ブランドからの支援と「セーブ・ザ・チルドレン」としての活動が終わったとしても、現地の方々が栄養の知識を伝え続けて、栄養不良の子どもがいなくなることが本当の事業成果だと思っています。
長くなりましたが、アラウ.ブランドを買うことで社会貢献ができる、そう思って商品を手に取っていただけるととてもうれしいです。
本日お伝えしたレポートの詳細はアラウ.ブランドサイトに掲載していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!