32歳「なりたい私」について本気出して考えてみた【言語化編】
SNSを以前から見てくださっている方はご存知かと思いますが、私は毎シーズン、アパレルブランドのコレクションのようにテーマを決めてファッションを楽しんでいます。
というのも私にとって「どんな格好をするか」は「どんな自分になりたいか」だから。
「なりたい自分像」が毎シーズン変わるってブレてるんじゃないの!?と思うかもしれませんが、どちらかというと「より明確になっている」という感じ。
例えばある時期は「メンズライクなスタイルが好き!」と思っていたけれど、よくよく考えると自分の思う「メンズライク」は「スポーティさ」のことだと気づいたり。
もちろん、年齢を重ねる中で「似合う」が変わってきたこともあるし、人生のターニングポイントとなるような大きな出来事があると、「なりたい自分像」が変化することもあります。
2023年春夏のテーマは、ベーシックな要素を持ちながら現代的な新しい感覚を取り入れた「ニュークラシック」と言うスタイルでした。
今思うと30歳になって今までよりもう少し「カッチリ」というか、カジュアルなだけじゃない、ラフなだけじゃない個性的なファッションをしたくなったんだろうなと。
そしてその流れは自分の中で続いていたのに、中々ベーシックアイテムを揃えられないまま1年が経ち、その間に「めちゃめちゃハッピーな格好がしたい!!!古着屋店員さんみたいな!!!」という突然の古着ブームが到来。
ここでようやく「レイヤード」のコツを掴みました。
(レイヤードについてはこちらの記事をどうぞ!)
私としては「ニュークラシック」をイマイチものにできなかった感覚があったんですが、多分レイヤードのコツを掴めてなかったからかな〜と思います。
あとはどうしても個性的なアイテムばかり買ってしまうので、ニュークラシックの基礎である「ベーシック」がうまく取り入れられなかったのも反省点。
その点、個性的なアイテムをレイヤードすることで完成する古着屋店員さんスタイルは自分にとても合っていて、楽しかった…!
ただ、32歳(早生まれだから実質33歳)になり、漠然と「凜とした女になりた〜い!」という強い願望が湧いてきまして。
「凛とした」ってなんだろう?と自分の中でもう少し噛み砕いてみました。
私はこれまでずっとずっとずーっと「強く」なりたかった。
だから10代の頃はパンクファッションに身も心も捧げていたし、「舐められたくない」という想いがとても強かったように思います。
この5年くらいは、ひたすら自分の「弱さ」と向き合う時間でした。
人生の中で起こるあれやこれやを通して、目を背けたくなるような自分の醜い感情や、弱さと対峙してきました。
(今はハッピーだから大丈夫!これまでの人生で今が一番ハッピー)
全てが完璧に解決したわけではないけれど、私はその瞬間瞬間に目を背けなかったし、しっかり戦ってきたという自負があって。
まだまだ弱くて打ちひしがれることもあるけど、その自負があるから「舐められたっていい」と思えるようになってきたんですよね。
過去の私の考える「強さ」が、鎧を着て銃を持ち鉄の壁をこしらえて敵を迎え撃つ「強さ」だとすれば、今の私が思う強さは「竹」。
軽くて、風が吹けば吹いただけ激しく揺れて曲がるんだけど、折れない。
どれだけ転んで、打ちひしがれて、惨めになったって、最後にまた「それでも」と起き上がることができる。
そういう軽やかでしなやかな「強さ」を持った人間になりたいなと思うようになりました。
だから、「強くなりたい」は変わらない!
変わらないんだけど、その「強さ」のニュアンスが少し自分の中で変わったよね、という。
ちょっと物騒だけど、嬉しいも悲しいも赦せないも、そういうの全部背負って、何度だって立ち上がるし、笑って生きてやるぞ、というのが私のあらゆることへの復讐なのかもしれません。
嵐の中で爆裂しなりを見せつける竹みたいな女になりたいよ!
そして「6月のアーダ・コーデ日誌」の中でも少し書いていたのですが、この度転職することになりまして!
8年間勤めた会社を辞め、心機一転別の会社でお世話になることになりました。
私はめちゃくちゃ単純なので、新天地に挑むにあたり「あ〜『何かしらやってのけそうな女』と思われた〜い!!」という謎のテンションの上がり方をしています。
それは仕事ができるとかそういうことではなく(そういうことであった方がいい)、「よくわからんけどワクワクすっぞ!」ということ。
次もクリエイティブチームのディレクターなのですが、社長と上司になる方が「皿さんが入社するって思うと、ワクワクするね!」と言ってくださったのがすっごく嬉しくて。
前職よりもお客様のところにお邪魔することが多くなるから、カッチリ感はありつつ、「おっ、何かしらやってのけそうやんけ!」と思ってもらえるファッションスタイルを確立できたらいいなと思っています。
つまり、私が今なりたいのは「何かしらやってのけそうな竹みたいにしなやかな女」。
字面がダサすぎる。
じゃあ「何かしらやってのけそうな竹みたいにしなやかな女」がどんな服を着ているのか、ちょっと「何かしらやってのけそうな竹みたいにしなやかな女」(以下:何竹女)を妄想しながら考えていきましょう!
「何竹女」要素①ジャケット
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