どんな体と どの色で 生きていくか
んもう~~~~めちゃくちゃ!!!あります!!!!!!
家を出る直前に全てが気に入らなくなって全部着替えて遅刻しかけることも、アホみたいに服ばっかり買ってるくせに「なぜか着る服がない問題」も、めちゃくちゃあります。
モチベーション上がらずに「おいおい、正気か?」という格好で仕事に向かうことも。
どうしてこの現象が起こるのかを考えてみると、単純に「なりたい自分」と「今の自分」の乖離なんじゃないかと思うんです。
「なりたい自分」は人によって違いますが、私は自分の「見た目」と「キャラクター」と「好み」が一致したおしゃれをすることが理想。
10代の頃はパンク系、大学生の頃はAMBIDEX系、30歳を目前に控えた今は肩の力を抜いたゆるいストリートミックスのテイストが好きになってきたところ。
年齢を重ねて、好きなものや人が変わり、日々の暮らしが変化すれば当然「なりたい自分」も「今の自分」も変わりますよね。
だからマシュマロ主さんのように、時々立ち止まるのは自然なことで、そして自分と自分自身の価値観をアップデートするのにとても大切なことだと思うんです。
90年代に大ヒットした、ポケットビスケッツの「YELLO YELLO HAPPY」という曲をご存知でしょうか。
私は、人生に迷った時、いつもこの歌詞を思い出します。
もしも生まれ変わっても また私に生まれたい
この体と この色で 生き抜いてきたんだから
(YELLO YELLO HAPPY/ポケットビスケッツ)
また生まれ変わりたいと思える「私」のことを、「体」と「色」に分けて表現していることを、大人になって改めて素敵だなあと感じるようになりました。
歌詞の中の「この体」が容姿や身体的な個性などの外見を象るものを指すとするなら、
「この色」ってなんだろう?と考えた時に、
「この色」は生きていく上でのマインドやキャラクター(人間性)のことなんじゃないかなと、私は思うんです。
私にとってのファッションは、そんな「体」と「色」がちょうど交わるところに存在するもの。
めちゃめちゃ抽象的な話になってしまうけど、元気がある時はどんな体で生きていこうかなって考えるようにしています。
体自体をまるっと入れ替えることはできないけど、必要であればメイクをしたり、髪色を変えたり、体を鍛えたり、人によっては整形をしたり…そういう風に「どんな体」で生きていくかを選ぶことはできるんですよね。
自分に自信がなくなってしまった時は、好きだと思えることにたっぷり浸って、自分らしい色を思い出してみる。
私はファッションの他に描く・書くことが好きで、ずっとライフワークとして続けているのですが、
深夜、夫も街も眠ってしんと静まり返った時間に黙々と絵を描いたり文章を書いたりしている時、
自分が心の底から満たされるのを感じます。
そういう時、他の誰かと比べたり、自分の足りないところに目をやることなく、幸せだな、と思うんです。
自分の好きなことで自分を満たすと、自分のことが好きになる。自分らしくいられる自分を愛すことができる。それって自分らしいファッションを楽しんでいる時と同じ満たされ方なんじゃないかなって。
「あ、私の色はこれだな!」って気付くんですよね。
これからの人生を、どんな体とどの色で生きていくか、今からだって選ぶことができるなら、現状の自分に凹みながらも、ちょっとだけ、わくわくできる気がします。
きっとマシュマロ主さんは日々おしゃれアンテナを張り巡らせて自分をアップデートし続けているから、時々疲れてしまうのかもしれません…!
時間が許すなら、ぜひ好きなものに思う存分満たされる日を作ってみてはいかがでしょうか?
マシュマロ主さんが大好きな色でこれからの日々を彩れますように…!
皿 割子
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