米国債は最強の盾!!投資するべき6つのメリット!と4つのデメリット
はじめましてこんにちは、サラワン@米国債ストレスフリー投資家です!
みなさん、米国債という金融商品を知っていますか!?
アメリカ合衆国が発行している国債なのですが、日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんね。
しかし、実は低知名度とは裏腹に投資効率が非常に高い金融商品になっております。
何を隠そう、私のアセットアロケーションの50%以上を占め、コロナショックから私の資産を守り切った最強の盾なのですから!!
■米国債とは!?
アメリカ合衆国が発行する国債のことで世界中で取引されています。
もちろん、日本にも国債があるのですがこちらはほぼリスクが無い反面、リターンが少な過ぎます。
(例)小泉進次郎環境大臣の婚約者の滝川クリステルさんが日本国債を1億5,000万円保有しております。この滝川クリステルさんが年間に貰える金額は「75,000円」となります。(375,000円/5年 = 75,000円)
(上記は財務省のシミュレータ結果:
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/simu/purchase/index.htm)
一方で、米国債は日本の国債と異なり、以下の2種類が用意されています。
* ストリップス債券 … 複利:1.15%
* クーポン付き債券 … 単利:1.09%
利率も優秀なのですがこの複利効果のあるストリップス債券がとても強力です。
発行母体もアメリカ合衆国ということもあり、信用確度は一企業の比ではありません!
※ストリップス債はゼロクーポン債とも呼ばれていたりもします。
日本に住んでいる人間が言うのもなんですが、日本国債よりも米国債を買うのをオススメします(汗
■米国債に投資するべき6つのメリット
私が考える米国債のメリットは以下の通りです。
【メリット1】日本国債の40倍の高い利回り
【メリット2】ストリップス債の強力な複利の効果
【メリット3】AAA(トリプルエー)という高い格付け評価
【メリット4】○○ショックが起きても冷静な判断ができる
【メリット5】購入時に利益を確定できる
【メリット6】投資先を検討する時間を節約できる
米国債推しなのでたくさん上げてあります!!
それではそれぞれのメリットの詳細をみて行きましょう。
【メリット1】日本国債の23倍の高い利回り
【メリット2】ストリップス債の強力な複利の効果
【メリット3】AAA(トリプルエー)という高い格付け評価
米国債と日本国債を比較した結果が以下となります。
(日本国債はクーポン付き債券に分類しております。)
上記の通り、米国債は日本国債のなんと 約23倍(=1.15%/0.05%)の利回りにもなります。しかもストリップス債の方は複利タイプの運用スタイルですので、総利益は約28倍(=49.4万円/1.75万円)にもなります。
加えて、国債の格付けも日本国債のA1よりも米国債のAAAの方が数段上です。
長期で保有するには申し分ない信用度になりますね!
日本国債よりも少ないリスク、同じ金額、同じ期間で投資しているのにここまで差が出てしまうのです!
【メリット4】○○ショックが起きても冷静な判断ができる
金融市場で○○ショックなど発生した時、米国債を中心に資産運用していると株式市場からはほぼ隔離された状態なのでほとんど精神的なダメージは受けません。
事実、私はコロナショックでもほとんどダメージを受けておりません。
むしろ米国債が値上がりしたので利益が出ている状態です!
その一方で、株式やFXに投資をしていると金融市場のショックが起きると大混乱に陥ります。売りが売りを呼び、底を打ったかと思えば更に下がる。
その結果、評価損が大幅に減ってしまいポジションを持っている方々は甚大なる精神的ダメージを受けてしまいます。
資産運用において精神的なダメージを受けて良くない行動が2つあります。
・1つ目は狼狽して慌ててポジションを売買してしまうこと
・2つ目は資産運用そのものから目を背けてしまうこと
資産運用は長期間取り組まなければなりません。
どんなに苦しくても続けなければいけませんし、立て直せるのも自分自身だけです。
資産運用を10年以上続けようとした場合、金融ショックは想定しておかなければならないことで、そのリスクヘッジとして米国債は非常に有効な手段の1つになります。
【メリット5】購入時に利益を確定できる
米国債は購入時に利益額がほぼ決まります。
それ以上にもそれ以下にもなりませんので、単に持ち続けるだけで利益が約束されます。しかも約束相手はアメリカ合衆国です。
株式投資/FXは売却時に利益額を確定させます。
この利益額は利確するまで上下するため非常に多くの誘惑があります。
もしかしたら高値を更新するもしれない、もしかしたら反発するかもしれない、etc。
これらの誘惑に負けてしまうとタイミング悪く含み益が減ってしまうことも少なくありません。
株式投資やFXでは残念ながら含み益は自慢にはなりません。
利益を確定してこそ勝ち切ったことになります!
株式投資/FXで難しい行動である利益確定のタイミングを考えなくて良くなるのは非常に精神的にも楽です。
【メリット6】投資先を検討する時間を節約できる
米国債で決めるべきは「利率/期間/金額」の3つだけです。
多くの銘柄を調べる必要も無いですし、売却タイミングを考える必要もありません。
逆に株式やFXは銘柄数は膨大で、加えて決算内容/各種指標とにらめっこする必要があります。
資産運用を趣味として考えられる人は良いですが、興味があまり無い人にはあまり有意義な時間ではありません。しかもFXは24時間営業で休む暇も無いほどです。
■米国債の4つのデメリット
もちろん米国債にもデメリットがあります。
【デメリット1】為替変動リスクがある
【デメリット2】世界の平均インフレ率に負けている
【デメリット3】購入したい時に金利が低い可能性がある
【デメリット4】米ドル建てなので買い方が少し分かりづらい
こちらも一つ一つみて行きましょう
【デメリット1】為替変動リスクがある
米ドル建てのポジションになりますので為替変動リスクがあります。
購入した時よりも売却する時に円高になっているとそれだけ損してしまうことになります。
日本で生活するのが前提となると思いますので、出来るだけ円安の時に米ドル⇒円に交換したいですね。
実は逆に円安になると実は利益が上乗せされます。
デメリットの側面もありますがメリットの側面もあったりします。
【デメリット2】世界のインフレ率に負けている
2018年の各国のインフレ率の中央値はカンボジアの2.39%でした。
グローバル目線で見ると実は米国債の利率はインフレ率に負けています(汗
日本にいるとあまり実感が無いかもしれませんが、近場ではタイやベトナムなどの国々も続々と物価が上がってきております。
数年前のガイドブックを片手に旅行に行くと、食事の値段がガイドブックに記載されている金額よりも大分高いことにびっくりします。
ちなみに日本のインフレ率は0.98%でした。
日本目線ですと約1.0%のギャップは確保できる形になります。
【デメリット3】購入したい時に金利が低い可能性がある
私自身これには結構悩まされました。
米国債を買いたい!と思ってから実際に購入出来るまでに約5年間も待ちました…。
そうなので、米国の政策金利に依存するので政策次第で1%前半なんてこともあります。
買いたい時に買えないのは随分ともどかしい時間になります。
【デメリット4】米ドル建てなので買い方が少し分かりづらい
米国債の購入方法は2通りあります。
・日本の証券会社が販売している商品を買う
・アメリカから直接買う(やり取りは英語)
米国から直接買うのはハードルが高いので、一般的には日本の証券会社から買うことになると思います。
アメリカから直接買う場合、英語もそうですが書類にやり取り/納税方法なども障害になってきますので。
実は米国債を取り扱っている日本の証券会社は少ないです。
恐らく投資信託などと違い手数料があまり稼げないため、証券会社的にはあまり美味しく無い金融商品だからです。
TVやネットの宣伝が少ないのもそのためと思います(笑
■まとめ
まず、ここまで長文を読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
米国債いかがでしたでしょうか?
当初、私自身も食わず嫌いで見向きもしませんでしたが、とある本で米国債を知ってからは正に首ったけです(笑
ディフェンシブでありながら利率もそれなりにある米国債、投資タイミングさえ間違えなければ手堅い資産運用を実現できます!
本記事が一人でも多くの方々の金融リテラシーの向上に役立っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回以上となります!