小学生に入って、いじめられないか?!ばかり気になるとき
一人ではコントロールできないことって、あるよね。
お友達関係って、
しかも集団生活での人間関係って、
ほんと難しい。
大人もそうだもん。
いろんなひと、いるもん(笑)
ママたちが心配するのは、
うちの子は、
言葉が遅い、吃音がある、運動が不器用、周りからワンテンポ遅れてついていくタイプ、などなど。
うんうん。
じゃあ、
他の子より、何かできないことがあると、いじめられる?
できないことが理由になるの?
もしそうだとしても、
何か、うまくできなくて手間取っている時に、助けてくれる子との出会いがある、と考えることもできるよね。
反対に、
他の子より出来すぎてしまうことがあると、これまた、いじめられる?
できることが理由になるの?
その集団の中の、そのときの、普通、が話題になる。
その平均値からの逸脱、が目立つことに。
好きなことは、ついついそればかりしたくなるし、詳しくなるよね。
好きなことを追求した結果、なんだから、そこには本当は人目を気にする必要はないはずよね。
ただ、例えば、人より魚の名前や、電車の名前をたくさん知っているからといって、
それを相手に一方的に聞かせて押し売り笑したり、
自分より知らない相手を馬鹿にしたり、
そんなふうに使っちゃうと、マナーに欠ける行動になるわけです。
例えば、魚や電車の名前を今は知らなくても、その人はこれからそれを知る歓びに出会うかもしれないんだし。
ね。
どんな時に、人から嫌がられるかな?
私はそんなテーマで、ママたちと一緒に考えることをよくします。
例えば、人が、というか自分が、だね、人にされて嫌なことはなあに?
衛生面。不衛生な状態は不快だよね。とか。
ものの整理整頓ができてなくて、使いっぱなしも嫌だ。
人から借りたもの返さない。
時間守らない。
順番守らない。
乱暴なことをする。
などなど。
子どもの年齢に合わせて、こういったマナーを大人と確認していくことは大事です。
人が自分のことをどう思うかって、
人と相手との間にある関係性って、
自分だけでコントロールできないものだから。
不安でヤキモキしても、同じところの心配でぐるぐるしやすい。
自分と他者の違い、を経験するなかで、
自分にとって、気分の良いこと、悪いことを、知っていく。
それを子どもが身近な大人と対話しながら、
自分らしい振る舞いについて、考えていく。
日々の話題を共有しながら、
自分の立場、相手の立場、
その一場面を一緒に受け止める。
結論は出なくても、
人間関係の実践的な学び、社会というものを積み重ねる。
大人ができることは、
過保護的に、先回りすることでもなく、
「あの時こうしたらよかったのに」と言うことでもなく、
日々の対話。その中で一緒に考えていくことかなと思います。