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38.ロシア人、先生へ抗議

今日の韓国語の授業の出来事。

「先生、先生が韓国語でめっちゃ早く話すので、理解できなくて前回の宿題できませんでした!だから、今日のテストも解けませんでした!もっと英語も使って教えてください!」

とロシア人の知り合いの学生が
全員zoom越しで見ている中、発言した。

コメント欄には同意を示す
「+」のマークが表示し続けた。


私もかなり同じことを思っていた。


後期になってからの韓国語の授業は、
今までの授業と桁違い。

ほとんどすべてめっちゃ早い韓国語だけで、
授業が進んでいってしまう。
内容への自分の理解度を表すと
30%ぐらいだろうか。

今までの授業はというと、
もっとスローペースで、
英語が大半使われていた。
理解度は100%。

理解度100%から30%

かなり、自分の中で焦った。

自分こんなにも理解し切れていないんだ。
周りは理解できているのか…?!

こう考えることの繰り返しだった。
一人でこれに耐えて克服するつもりだった。

ーーーーーーーーーーーーーー
しかし、今日のロシア人の発言。
まさに私が言いたかったことを先生に伝えてくれたのだ。
また、自分だけではなくて周りの多くの人たちも理解ができていないことを知って少し焦りがなくなった。


ここで注目して欲しいのが、
文化の違いだ。

仮に同じようなことが日本人に起きたら、
同じようなことを日本人はするだろうか。

みんなが見ている前で、自分ができなかったことを披露したり、教授のやり方を否定したりするようなことはなかなか言わないのではないかと思う。

仮に不満があっても、
不満を裏でいうだけで、
結局本人(教授)には伝えずに
授業を黙々と受け続けるイメージだ。
(あくまでも私の考え。)


しかし、今回の件では、
ロシア人の子を筆頭に、
ウズベキスタン・カザフスタン・中国の子など、
どんどん先生に自分たちの思いを直接ぶつけていたのだ。

そして、先生もそれに応えており、
最終的には先生と学生で、
全員が理解するためにどうすれば良いのか、
今の授業をより良くするためにどうすれば良いのかということを話し合った
のだ。
しかも白熱して。

こんな状況見たことなかった。

もしロシアの子が今日伝えなかったら、
クラスの大半はちんぷんかんぷんのまま
授業が進んでいた。
そう考えると恐ろしい。
ロシアの子に感謝したい。

そして自分も、みんなのために気づいたこと疑問に思ったことは恥じずに共有できるような人になりたい。
日本人だからという言い訳はせずに…。

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