27.テクニカルに人を巻き込む方法
人を巻き込む力とよく聞きますが、
いったいそれって何?
この力には2つの種類があります。
①パッションで巻き込む力
②テクニカルに巻き込む力
①パッションの方は、
「これがやりたい!だからみんなもやろうぜ!俺についてこい!」という具合に、熱い思いをもって周りを導くこと。one to 多数型。
②テクニカルの方は
細やかな気遣いをしてみんなのモチベーションをあげつつ円滑に人を動かすこと。チーム型。
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ここから私のことも含めながら、
書いていきます。
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私はどちらの力も兼ね備えています。
パッションの方は、内容によります…。
が、
テクニカルな方はどんな内容であれ
毎回発揮しています。
【テクニカルに人を巻き込む力とは?】
①時間の使い方を決める
②道しるべを作る
③情報共有する
④全員のプロセス(進み具合)を把握する
⑤全員が発言しやすい場作りをする
本日オンラインカレッジという就活講座で
実行する機会があったのでそれを例にして、
わかりやすく解説していきます。
【前提条件】
Who:企業分析未経験の22卒4人(初対面)Where:オンライン上
When:1時間
What:企業分析をした後、スライドを用いて5分間発表する
How:企業分析の仕方については事前レクチャーあり。Googleスライドを用いてスライド作成(それぞれの学生はスライド編集可能)。
このチームプロジェクトの目的:
1.事前レクチャーされた企業分析の仕方を自分たちでアウトプットしてみる
2.チームビルディング形成をする(私の予想)
【具体的な方法】
①時間の使い方を決める。
時間に限りがあるので、有効に活用しなければならない。発表もあるのでそれなりのレベルの完成形が必要なため、万が一の時のことも考えて余裕を持った時間配分が大切。
チームごとにスライド作成できる時間は1h
時間配分↓
10分:自己紹介・企業決め・時間配分決め・役割分担
30分:各々調べ作業・スライド作成
20分:発表練習
②道しるべを作る
チームを動かすには下準備が必要。ある程度円滑にプロジェクトが進むように、ささっと準備できるものは準備しておく。また、目的や行う内容がずれないようにやることを全員が共通認識できるように話したりメモしたりする。
準備:
Googleスライドを使うと知った瞬間前もって、
新規スライドを作成し、必要なスライド枚数まで用意した。また、すぐに共有できるようにスライドのサイトを編集可能な状態に、共有するためのリンクを用意しておいた。
→役割分担が決まった瞬間、スライド作成に取り掛かれた。また、次の内容の再確認にも役に立つ。
内容の再確認:
それぞれの人がやることを見失わないように(混乱しないように)、それぞれのスライドに何を書くべきかタイトルを入力。誰か1人でも勘違いしそうな言葉は、すぐに別な言葉に置き換えたり、簡単な言葉で言い直した。
③情報共有をする
調べていることに一貫性が備わっているか、
確認しながら進める。
4つのP
(Philosophy•People•Product•Privilege)のうち、どのPの要素が強い会社なのかを分析しなければなかった。私たちのチームは2つのサイトからそれを分析していたため、どちらのサイトでもPhilosophy を大切にしている会社だと認識されたことを確認した。
④全員のプロセス(進み具合)を把握する
ある程度の時間が経つたび、他のメンバーのスライドの進捗状況を確認する。進んで無さそうな時は、「なんかいい情報ありましたか?」などとうまく声掛け。予定した時間と違いがあったらそこでリスケジュールする。
8枚のスライドうちひとつだけ全く進んでいないものがあった。そのため担当の学生に声をかけると、どんどん今調べてるという返答を得た。その返答だけで終わるのでなく、その後もそのスライド(学生)を様子見。予定していた時間になっても終わらなそうだったので、リスケジュールした。さりげなく「もう少し時間を取りましょうか!今から5分後発表できるようにしましょう」と声をかけた。その時のポイントは誰がまだ終わっていないということをわざわざ口に出さないこと。そうすることで、終わっていない人はプレッシャーを感じずに済む。
**
⑤全員が発言しやすい場作りをする**
初対面しかもオンライン且つ各々作業中となると、人は質問しづらくなるもの。質問したいのに質問を諦めると目的のゴールからずれてしまう可能性が出てくる。そのため、一声でいいから、質問しやすくなるような声をかける。
各々の作業に入る前に、
私は「何かあったら1人で悩まずお互いに質問していきましょうね!」と声をかけた。
ちなみに、この言葉のポイントは
「お互いに」。
なぜなら私たち4人の関係は同等だから。
もしここで「質問してくださいね!」と私が言うとわたしだけ一個上の立場になってしまう。
また、わたしも質問する可能性は大いにあるため、互いにと言うニュアンスを足した。
この言葉のおかげか、小さな質問だとしても質問が飛び交った。
最終的に、発表練習をすることができ、
本番でも成功!
企業分析の方法も身についたので、
なんと学びが多い1日だったのだろうか…笑
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これらのテクニックは、
ファシリテーションについての学びと
自分の実体験によって習得しました。
以前学生のためのビジネススクールで、
組織運営について学んだんです。
その時に会議の進め方というものを学びました。実体験を思い出しながら学んでいたんです。
「話し合い時、なんのために
話し合ってるのか分からなくなった。」
「大事な部分なのに時間ここで
終わっちゃった」
「司会の人は参加者のこと考えずに
話し合い回してる」などなど。
こうした経験を思い出しながら、学び、
それ以降の話し合いに生かしてきました。
こうしてファシリテーションのテクニックを
身につけて、今があります。
まぁもともと周りを気遣う能力に長けていたという点も理由の一つなんですけどね笑笑
もし話し合いうまくいかないなぁという時は、
今回紹介した
「テクニカルに人を巻き込む方法」
使ってみてくださいね!
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追記:
後日同じチームメンバーに、私のファシリテーションどうだったか感想を聞いた。
すると、
【オンラインで初対面の人とアウトプットするの不安だったけど、導いてくれて本当に助かった!やりやすかった!】
というコメントをもらった。
その場の人たちがいかに『苦』を感じないで、
活動できる環境を作るかは、
非常に重要だ。
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