東京スヰート30th anniversary Edition
20年ぶりのゴスペラーズ
2025年1月13日、大阪城ホールで開催されたゴスペラーズ30thツアーに行きました。
ゴスペラーズのコンサートに行くのは、10thツアー以来、20年振り2度目です。
17時半開演のため、早めの夕食と寒さ対策をして臨みました。
ちょうど20年前の2005年1月、中国上海にある新天地ARK(ライブハウス)に行ったのが初ゴスペラーズ。
今考えれば、とても珍しい場所、贅沢な空間でした。
狭いライブハウスなので、全員立ち見席ですが、舞台との距離も近く、前の方だったため、彼らとの距離は多分5mぐらいだったと思います。
ゴスペラーズのリーダーである村上てつやさんの肌がとても綺麗だったことが印象的でした。
東京スヰート
ゴスペラーズを初めて認知したのは、楽曲「永遠に」だったと思います。
2005年当時、最も好きだった曲は「街角」と「ミモザ」の2曲。
特に「街角」は5人がソロパートを重ねていく様が滑らかで美しく、それぞれの声の特徴が良くわかる楽曲です。
当時も今もふんわりとしたファンなので、その2曲が聞ければ大満足と思っていました。
コンサートの中盤、今回ファン投票で一番聞きたい曲として紹介されたのが「東京スヰート」でした。
シングルカットされていないにも関わらず1位に選ばれたことは、彼ら自身も驚いたと話していました。
上海のライブハウスで初めて聴いたその曲は素晴らしく、一気に私の中で1位に跳ね上がりました。
それから20年、仕事と子育てに追われ、ゴスペラーズだけでなく、話題に挙がるドラマや映画などエンターテイメントを知らないまま、時間を重ねました。
それは決して悔いることではなく、新たな出会いや発見が連なる心踊る時間だったと思います。
東京スヰート30th anniversary Edition
2024年、自宅のTVで東京スヰートのミュージック・ビデオを見ました。
突然、YouTubeのホーム画面に表示されたため、少し驚きましたが嬉しいサプライズでした。
堺雅人さん演じるタクシードライバーの人生に寄り添う楽曲「東京スヰート」に聞き入ってしまいました。
10年前に妻を亡くし、今もその事実と向き合えず、会社を辞めタクシードライバーになった男性。
いつか妻に会えるのではないかと、叶うことのない想いを抱きながら亡き妻との思い出の場所を巡る日々。
その主人公が結婚記念日にラジオにリクエストした曲が「東京スヰート」でした。
東京の夜景
大阪城ホールに「東京スヰート」が流れると東京の夜景が大きなスクリーンに写し出されました。
もちろん堺雅人さん主演のドラマも良かったのですが、東京タワーが画面に写しだされた時、懐かしくて涙が出そうになりました。
まだ3年弱ですが、既に懐かしい風景です。
当たり前のように車で通り過ぎていた12月の美しい街並みに、心が突き動かされました。
開演から3時間半の9時過ぎ、コンサートは終わりました。
全40曲を堪能することができ、大満足の夜でした。
次の40周年を楽しみにしたいと思います。
Photo by Maya