オリエンタルホテル神戸探訪
国内外の美術館同様、宿泊施設にも何度もリピートしたい私の趣味嗜好に合う場所があります。
神戸市中央区京町にあるオリエンタルホテル神戸は、居留地と呼ばれるエリアにひっそりと佇むホテルです。
4年前の2018年8月に宿泊し、その世界観とおもてなしの心地良さに惹かれました。
今回はひょうごを旅しようキャンペーンプラスを利用しての宿泊です。
宿泊費が1人あたり¥5,000、さらに食事や買い物に使える¥1,000のクーポン券が発行されます。
もう一度訪れたいホテルとしてずっと心に留まっていたオリエンタルホテル神戸をご紹介します。
オリエンタルホテル神戸
宿泊目的は、直島同様ホテルライフの堪能です。
15時のチェックインから翌日11時のチェックアウトまでの15時間。
可能な限り、部屋での滞在時間を充実させることに重きを置きます。
そのため、次の3点にこだわりました。
1.部屋の広さ
2.窓からの眺め
3.インテリア
今回選んだ部屋は、エグゼクティブフロア キング ハーバービュー15階から海を臨む理想的なロケーションです。(36.59㎡)
オリエンタルホテルは最上階の17階に、港を臨む全面ガラス貼りフロントがあります。
反対に外部からの出入り口である閉じられた1階には、小さなロビーがあります。
様々なピンクで構成された記憶に残る空間です。
赤味のあるダークブラウンの飾り棚の背面に張られたあざやかなピンクを中心に、ソファやパーソナルチェア、クッションなどにピンクを重ねています。
微妙な匙加減は、ピンク色の持つ可愛らしさや子供っぽさを消し、シックで色気のある雰囲気を演出しています。
この手法は、自宅のインテリアにも取り入れることができます。
例えば、カウンタータイプの玄関収納の上を一色で構成するディスプレイに挑戦されてはいかがでしょうか?
インテリア紹介
客室のカラーコーディネートは、お手本にしたいセオリーで構成されています。
ベースは白ではなく、グレーとベージュの境目が曖昧なグレージュ色。
床と天井、壁の一部に使われています。
一番印象付けたい色(アソートカラー)はブルー。
アクセントクロスやパーソナルチェア、クッションなど空間全体の2割程度の分量で配しています。
ベッドスロー(小さめの掛けカバー)のオレンジ色が、ブルーを引き立てるアクセントカラーです。
オレンジ色は他にも絵の中や照明器具の電球にも使われ、全体の5%位の分量です。
赤みを含まないブルーやオレンジを配することで、洗練されたオリエンタルインテリアを演出しています。
アートで完成させる
ホテルライクなインテリアを自宅に取り入れるポイントの1つにアートがあります。
オリエンタルホテルにも、エントランスから始まり、廊下、エレベーター内部と人を誘導するスペースには必ずアートがあります。
エントランスでは、ドラマチックに、廊下は静かに、エレベーター内部ではホテルの歴史をさりげなくインプットしてくれる仕掛けです。
到着した最上階のロビーで迎えてくれるのは、壁一面に切り取られた海を背負った神戸の街並でした。
閉じた空間から一気に開く演出になります。
整理収納の参考例
テーブルの上、引出しの中などすべてにおいてきちんと収納されています。
左右対称はもちろん、ラインが揃っていることも美しさのポイントです。
アメニティ類は、その場で使うもの以外は手をつけずに置いておきます。
以前は、綺麗なボトルに詰められたシャンプーやボディソープを持ち帰りましたが、使うことなく処分することが殆どでした。
その反省から、いつからか持ち帰ることはなくなりました。
ホテルの整理収納は、取り入れたいポイントがたくさんあります。
特にオープン棚の使い方などは、これから真似たいと思いました。
ポイントは余白だと思います。
ご参考にになればと思います。