自己肯定感の手前に必須の給水ポイントがある
世の中でジココーテーカンがもてはやされ(?)るようになってだいぶ久しく
私も、どうやったら自分で自分の自己肯定感を作れるかを考えてこの #note にヒントを書いています。
なのですが!
ど頭から「自己肯定感」を何とかしてうまくいこうとしても、うまくいかないんです。
というお話が、今日のテーマです。
自己肯定感を自分で製造できるようになる手前で立ちはだかる
どうしても避けて通れないポイント。
それが、「自己受容」。
この自己受容と自己肯定感ってナニ?ちがうの?を
2ペアずつ合計4つのキーワードから、順を追って考えていきたいと思います。
文章で読むのめんどくさい!という人向けのちょう簡略図は、こちら↓
1組目のキーワード:「自己肯定的」「自己否定的」
私がこのペアでそれぞれについて考えるのは
自己肯定的:自分の正の面を見ようとする(負の面を無視する傾向)
自己否定的:自分の負の面への嫌悪感(正の面すら否定する傾向)
なのではないかな、と。
このペアで重要なのは、どちらも「見ないようにしている側面がある」ということ。
自己肯定的でありすぎることは、負の面(できないことや欠点なんか)を見ないようにしていて
結果、負の面を認めないということはつまり、自己否定を含んだまま、正の面だけを外に押しつけてしまいます。
逆に否定的でありすぎることも、続けていると否定の苦しさ故に
負の面を周り(環境や誰か)のせいにしたり、正の否定と負の悲しみから自分の存在意義がわからなくなってしまうと思うんです。
いずれにしても、多種多様にある自分の要素・面について
ひとつの視点・ゼロ百の考えでおおざっぱにまとめて決めつけている状況。
それってイコール、自分が自分に巧妙に嘘をついている状態ではないかしら?
例えば、「正」だけに価値があるからそれ以外は無価値で、無価値な自分を認めたくないから負の面を無視する
みたいな視点でいることは、自分の多面性への嘘だし、自分自身を認識する目への無自覚な嘘になるでしょ。
この「自分が知らずについている自分への嘘」のなにが困るかって、
まやかしに目が行って「問題」の本質に辿り着かない=一生問題は解決できないからずっとぬるま湯
っていうことだと思うわけです。
で、まやかしは、次の自己受容で足かせになるんです。
というわけで、もう1つのペアが「自己受容」と「自己肯定感」。
自己受容:正負どんな面も自分のありのままで、そのまま受け取る
自己肯定感:負の面があったとしてもOK、それでも自分はたったひとりのかけがえのない存在と信じられる
ということだと考えてます。
つまり、自己受容っていうのは先の「自己肯定的」「自己否定的」ペアの両方から離れて
どんな側面も、ただ「ふーん、そうなんだね」って一旦認識するっていうこと。
そこには正負の差も評価の高低もなくて、ただただ「受け止める」っていうフェーズ。
これが自己受容。
「私」には本当に数えきれない多面性とグラデーションがあって
細かく小さく、要素を分けてそのひとつひとつを受容していくと色んなことが見えてくるはずなんです。
100%悪いところしかない人も100%いいところしかない人も、いない。
色の構成みたいに、大きな塊で見ると「水色」とか「オレンジ」に見えて、細かい視点で見ると何色も色がならんでいる
その細かい方をただ、「黄色ですね」「赤ですね」って認めたいっていう、話。
この話の次のフェーズで「自己肯定感」が出てくるんだけど
自己肯定感より先に「自己受容」が必要な理由は、
「自己肯定感」と「自己肯定的」との違いがふわっとしてると
自分を否定する気持ちから逃れられないからなのです。
先に書いた通り、自己肯定的であることは否定が含まれているからね。
(そして自己否定的なのはそもそも肯定要素がないし)。
どんな側面も要素も、それ全部があっての自分・私で、
その「自分」はこの世界(コミュニティ)にとって間違いなく必要な存在なんだと、自分自身で思えることが「自己肯定感」。
それはイコール、グラデーションのあるどの面も受け止めているという準備段階(自己受容)を経た先にあるもの。
自分をただ受け止めて認めて、大切にできているから、
自分がどんな自分になることも選べる、選んでいいんだっていうエネルギーが生まれてくる。
肯定的な変化を、自分で生み出せる状態。
そういうのが、自己肯定感につながっていくわけなんです。
なぜなら、自分で認められる存在意義や価値を自分でよりよく変えていくことを選べて、その結果に関わらず、選んだことも変化も肯定できるから。
全部をただ認める土台の上で、大切に肯定してあげられるから。
自己受容は、自己肯定感という魔法を自由に使うための呪文を学ぶ過程とか、
ゴールに向かって進み続ける中で自分に元気をくれる給水ポイントのようなものだと
思うのです。
読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!