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20年かかってたどりついた我が家のお雑煮の味
子どものころから食べているお雑煮が地域によってまったく違うと知ったのは高校生くらいだったかも。
日本全国お雑煮と言えば「白味噌のお雑煮」だと信じていました。
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私は京都で生まれ育ったので、この「白味噌のお雑煮」が断然おいしいと思っています。
丸餅
金時人参(輪切り、飾り切り)
大根(年末だけ売っている細い大根を輪切り)
さといも(できれば小さいのをそのまま、もしくは輪切り)
男性の分は里芋ではなく頭芋(カシラになれるようにの意味合いがあるのですが、頭芋は切らないのでお椀を埋めつくすくらい大きさで、それだけでお腹がいっぱいになっちゃいます)
それぞれ、子どものころから食べているお雑煮が一番だと思います。
が!
白味噌のお雑煮を食べたことがない方もきっと多いと思いますが、一度食べてほしい!
普段の料理では白味噌は使うことがほぼないので、本当にお雑煮だけで味わえる美味しさなのです。
これぞ、「ザ・正月」
お雑煮で使った白味噌はどうしても余ってしまうので、クリームシチューを作るときに隠し味でちょっと使います。
コクがでておいしいですよ。
白味噌のお雑煮を自分で作るハードル
実家にいたころは母親が作っていて、その味が私にとってのスタンダードになっています。
結婚して自分で作るようになると、思ったような味にならなくてモヤモヤしていました。
当然、母親に作り方は聞きました。
(前の晩に昆布を水に浸しておいて、煮立つ前にとりだし白味噌を溶きいれる、以上)
でも、同じように作っているのに同じ味にならない。
まず、溶きいれる白味噌の量は普段つくるお味噌汁のお味噌の量とは比べものにならないくらい大量投入!
味見しながら「う~んまだやなぁ」「まだ、ちょっと薄いなぁ」と、白味噌を追加しているうちに舌がバカになって、濃い白味噌の味だけになってしまう。
とか、
次の年には
いやいや白味噌だけの味じゃなくてもっと出汁の味が必要なのでは?
と「ほんだし」をちょっといれてみたりする。
これもなんかちょっと違うなぁ~
とか、
また次の年には
昆布の量が少ない?と、前に晩に浸ける昆布を増やしてみたりもしました。
が、これもちょっと違う。
他にも、お酒・みりんなども試しました。
結局、私が追い求める白味噌のお雑煮の味にたどり着いたのは結婚してから20年くらいかかりました。(長すぎて笑ってしまう)
その間はそれなりの美味しさはあったとは思う、ダンナはいつも美味しいと言ってくれていたので。
でも、私自身は納得できていませんでした。
ようやく作れた美味しい白味噌のお雑煮
そうしてたどりついた私の追い求める白味噌のお雑煮の味の一番重要なポイントは、
「昆布の種類は真昆布を使う」
でした。
本当にそれだけ。
レシピを検索するといろいろな作り方が出てきます。
あくまでも私が子どものころに食べていた白味噌のお雑煮の味です。
私の娘にもちゃんと伝えて、作り続けてほしいなと思います。(20年かかったので)