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50年後も書き続けたいから、心の安定を求めた-物語をつくり続けるのに絶対必要なもの3つ:ひとつめ、お金(4)

こんにちは、さらばです。
「物語を作り続けるのに絶対必要なもの3つ」のひとつめ「お金」について語る4回目です。

前回のあらすじ

・さらばの考える「物語をつくり"続ける"のに絶対必要なもの」は3つである!
1. お金
2. 時間
3. ネタ
・まずお金について、創作者の中にはしばしばお金のことを後回しにするひとがいる!
・けど例えば新人賞を取れる確率は0.86%~0.57%、10,000人中86人~5.7人っぽい!
・そこからさらに30年働き続ける作家になれる確率は0.04%~0.003%、10,000人中4人~0.3人っぽい!
・これは東大受験とか人気業界への就職とか、大企業・大手就職とか、就職内定とかと比べると、かなりリスキーな道であることはどうやら確からしい!
・そこまでのリスクを取って、仮に作家として成功しても平均年収は150万円~300万円くらいらしい!
・会社員の平均年収は403万円らしい!
・もちろん億万長者になるひともいるだろうが、それを目指すのはいわばギャンブルみたいなものだ!
・だから目指すなとは思わない! 人生の使い方はひとそれぞれだ!
・そしてさらばはこう考えて、こうした! 的なことを書く!

(1)はこちら

(2)はこちら

(3)はこちら

そしてわたしは、創作が自分にとってなんなのかを知った

今まで書いてきた、創作を取り巻くお金の話については今回改めて調べて書いたものです。
でも、わたしは物語を本格的に書くと決める前に、似たようなことをひととおり考えました。

わたしは物語をつくりたくて。
そこから得られるものを考えて。
それを職業にするための方法を考えて。
その門がかなり狭いことを知って。
自分が天才かどうかを考えて。
わたしは"職業作家になりたい"のか、"物語をつくりたい"のかを考えて。

それから、"自己紹介がてら書いた記事"でも触れた内容に辿り着きました。
自分の創作に対するスタンスは、

「生きている限り書き続けること。
 それを、書く上での全てに優先させること」

だと。

職業作家を目指しても、目指さなくても。
書き続けられたら、勝ちだと決めたのです。

目指して挫折したわけでもないのに、そんなふうに決めたことについては、

「要は戦わずして負けたのか。このヘタレめ!」

みたいなご意見が出ても仕方ないと思いますし、ある意味ごもっともです。

でもわたしにとっては、目指して挫折することによって、

「プロになれないなら書いても仕方がない」

というマインドになることこそが、恐怖でした。
わたしにとって物語づくりとは、夢を見るための道具ではなく、"それがなくなったら生きていけないもの"……たとえるなら水や空気だと思ったのです。

何故わたしがそこまで書き続けることを重視したのかは、短く語れる自信がないのと、全く別の話になるので今は割愛します。

ひとつ言えるのは、当時のわたしは10年、30年、50年と書き続けた果ての自分が、一体どういう物語をつくるのか全く想像できませんでした。
18年経った今、やっぱり今から10年、30年、50年先の自分がつくる物語を想像できません。

それはわたしにとって救いです。
とても幸せなことです。

生きていく上で、かなり多くのことをお金が解決してくれる

で、とりあえず大学卒業後は就職してみることにしました。

「ちょっ、端折りすぎ!」

ですかね?

やー、俗っぽい話で恐縮なんですが、世の中とりあえずお金かなと思いまして。

「お金があればなんでもできる!」

とか言うつもりは全くないですが、生きていく上で、かなり多くのことをお金が解決してくれます。

家を借りたり買ったりするのもお金です。
食べ物を買うのもお金です。
小説や漫画、ゲームや映画等々、物語に触れるのにもお金が要ります。
友達と遊んだり、恋人とデートをするのにもお金の有無が大きく影響します。
病気になったときの治療もお金が可能にしてくれます。

家計簿をつけている方なら誰でも実感できると思いますが、ただ生活するだけで、どんなに質素に暮らしても十万単位のお金が毎月出ていくのが普通です。

例えばもし仮に貯金が100万円あったとして。
毎月15万円で生活するとしても、もし収入が0円なら7ヶ月目で残高は0になります。

こんなふうに、出ていく以上に継続的な収入がなければ、手元の現金はなくなって、たちまち生活が困窮します。

完全自給自足のガチ勢でもない限り、お金は現代日本で生きていくための必需品です。
お金がないと生活が成り立ちません。
だから定期的にお金の入ってくる環境に身を置いていないと、生活基盤が安定しません。

そして生活基盤が安定しないと、精神が不安定になります。

「決めつけるな! そんなことはないッ!」

と思います?

一理ありますが……と、始めるとまた長くなりそうなので、続きは次回にしたいと思います(ラストの予定)。


というわけで、お読みいただきありがとうございます。
さらばでした!


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