占いの運気を考える~あすなろの木を心に秘めた生き方~
皆さま こんにちは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
ずいぶん寒い日が続いていましたが、今日は比較的過ごしやすい春🌸の一日になりました。
花粉は、かなり飛んでいます。
この週末は、桜もきっと綺麗なので、名古屋城で開催される、名古屋城宗春お餅まつりに行こうかなと思っています。
3月ももう終盤に差し掛かります。
卒業式も、ピークが、終わるころですね。
卒業の後は、もちろん新しい進路が待っていて、4月からの新生活の準備で忙しい方も多いでしょう。
自分の希望の進路になった方もいれば、不本意な進路になってしまった方もいます。そして、進路自体がまだ決まっていない方もいると思います。
その部分だけを切り取ってみれば、希望の進路になった方だけが、「良かったね」ということになります。
希望を叶えるために努力を惜しまずに頑張ったことはとても価値があることです。叶ったこともそうですが、叶うまでの過程が、その方の今後を支える成長の土台になってくれるからです。
四柱推命や紫微斗数のような命術の占いでは、自分の一生の運気というのは、生まれた瞬間から決まっています。
自分の運気が良い時期のほうが、追い風になってくれて自分の希望は叶いやすくなります。ただ、運気の波は人それぞれで違っているため、必ずしも、人生の方向性を決めるような時期に運気が良いとは限りません。
人生の方向性をまずは決める最初の時期である10代から20代の前半に、納得がいく進路を自ら決めることができる、そして、そんな自分の決断を頑張ろうと後押ししてくれる運気であればよいですが、実際は、そんな人ばかりではありませんよね。
私は占い師ですので、占いの運気は、人の一生に、大きな影響を与えると考えています。
ただ、良い運気だからすべてがハッピー、悪い運気だからすべてが絶望、とは思っていません。
良い運気でも悪い運気でも、結局は自分の心構えやどう生きるかという本人の生き方の姿勢が自分の一生の「運気」を決めると思っています。
自分の目の前の進路が不本意だったり、いまだに決まらないでいる方は、決してダメな人間でもありません。努力をしなかったつけが回ってきた結果の不幸だと決めつけるのは早いでしょう。
今の不本意な状況は、一生そのままではありません。
大切なのは、現状に対して、どうするかという今からの自分の意志と行動です。
自分の今の行動が、明日の自分、運気を決めていくのです。
私は、「悪い」運気というのは、悪いことがいきなり空から降ってくる時期というよりは、悪い思考に自分がなってしまったから、悪いことを選んでしまう要素が強いと思っています。
もし、今まで「頑張れなかった」と自覚があるのであれば、「悪い運気」だった可能性は高いです。
ただ、運気は変わります。そして変わる時期ではなくても、本人が気づいて、悪い方へ行かないようにすれば、「悪い運気」からくる悪い結果は避けることができます。
もちろん、今頑張ったからすぐに明日ハッピーになるわけではありません。
それでも、今よりも明日の自分に希望を抱いて諦めない心があれば、自分の幸せは叶っていくと私は思います。
だから、今、努力できない自分をどうか責めないでほしいです。今はできなくても、「幸せになりたい」気持ちさえ持ち続ければ、「努力」できる自分、「頑張っている」自分にきっとなっていきます。
「努力」とか「頑張る」とか、ずいぶん重い言葉に思えてしまいますが、本来なら重く感じずにやれてしまうことが、その方の適性にあったことなのかなとも思います。
井上靖の自伝的小説に「あすなろ物語」があります。あすなろという木は、ヒノキ科の常緑樹です。ヒノキより小さいことが多いため、「明日はヒノキになろう」とがんばっている姿に例えられ、未来に希望を持つ若者の象徴になっています。
今はヒノキでなくても、明日こそはヒノキになろうと諦めずに思い続けるたくましい心が
最終的には、大きなヒノキを超える、大きな大きなあすなろの木に育つのだと私は信じています。
誰もの心の中にある、
自分だけの「あすなろの木」。
もうお母さん役が似合う私ですら、
「あすなろの木」は密かに成長中です。
自分だけのあすなろの木、大切に育てていきたいですね。
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