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カピバラさんにフォーリンラブするまで③
おはこんばんちは、Saachanです。
今回はカピバラさんにフォーリンラブするまで③、最終回です!
お話続いてるのでよかったら①から読んでください!
カピバラさんと一緒に雨宿り
長崎バイオパークを訪れた日は、あいにくの大雨予報でした。
出会ってすぐカピバラさんに心奪れた私はしばらく移動せずにカピバラさんを鑑賞していたのですが、そうしていると小雨がだんだん大粒に、地面を打ちつける強さになっていきました。
せっかく動物園に来たのにざんねんだなぁと思って露天風呂の屋根で雨宿りさせてもらっていたら、1匹のカピバラさんが近くに来てくれました。
カピバラさんの飼育場に入ってきたとき、一番最初に目に入った子です。そのときはおじさんがなでなでを試みていたのでそばから見ているだけでしたが、おじさんがいなくなったあとに少しだけふれあわせてもらってました。
自意識過剰かもしれませんが、戻ってきてくれたの…?と、とっても嬉しくなりました。そしてふれあいを試みます。
きゅるきゅるって言ってくれた!!
大雨だったからか他のお客さんが全くいなくなったので、今度はゆっくりふれあえました。
なでなでしていると、きゅるきゅるという声が。これはリラックスしている証拠だ!と嬉しくなってさらになでなで。気持ちよさそうな表情に私も癒されました。
気のせいかもしれませんが、そのあと自分から体を寄せてくれました。もう嬉しくて嬉しくて。しばらくその子と一緒にいました。
ツーショットを撮ったりもしました。いろんな表情を見せてくれて、お耳をぱたぱたするのも動画に残せて、今でもかなりの頻度で見返します。
そのあと屋根ありの小屋にストーブがあることに気づき、寒くなってきていたのでそっちに移動することに。入るとたくさんのカピバラさんが雨宿りしていました。カピバラさんに囲まれる空間にほっこり。心も体もあったかくなりました。
でもやっぱり一番はさっきの子。帰る前にもう一度近づくと寄ってきてくれて、しばらく寄り添ってました。ばいばいするのが名残惜しかったです。
動物園の日にあいにくの雨って、けっこうテンションが下がったり動物もあまり活発じゃなくなって満足できないようなイメージがあったので、大雨の中、初めて会う動物さんと、あんなに楽しく幸せな時間を過ごせるとは思いませんでした。私は幸せものです。
「カピバラさん」を発見
帰り際、「カピバラさん」のキャラクターのイラストが柵に飾られていることに気づきました。
動物園に飾られてるんだ!と驚きましたし、ここに行きたいと思うきっかけの一つを作ってくれてありがとう、と心の中で感謝を伝えました。
そう、柵に飾ってあったイラストにです。ちょっといかれてますね笑
カピバラさんのことが忘れられなくなる
もうその日にばいばいするのも惜しかったですし、ホテルに行っても明日帰らずもっかいバイオパークに行きたいと思いましたし、そのあと帰っても何週間何ヶ月経ってもカピバラさんとの思い出と野生のカピバラさんの写真が忘れられませんでした。
あの野生の姿を会う前に知ってしまったことで、もともとのキャラクター「カピバラさん」のイメージ通りなカピバラさんとのふれあいがあたたかすぎてやさしすぎて幸せすぎたこともあり、そのギャップをより強く感じてしまったのでしょうか。
日本で会えるカピバラさんと野生のカピバラさん、どちらのカピバラさんのことも頭から離れないのです。
そう、私はあの日、カピバラさんにフォーリンラブしたのです。自覚せずにはいられませんでした。
その日から動物園でグッズがほしいと思ったり、インスタでカピバラ写真家の渡辺さんをはじめとするアカウントをフォローし毎日写真を見るようになったり、会いに行くために旅行計画を立てたり。
お金と時間をかける、いわゆる推しという存在が初めてできました。
カピバラさんとの出会いは偶然?必然?
弾丸長崎旅行決行がなければ、
何も考えずハウステンボスに行っていれば、
自分で長崎のおすすめスポットを調べなければ、
不思議と惹かれる気持ちを無視していれば、
カピバラさんとの出会いはもしかしたらなかったかもしれないし、
個展「カピバラ」が開催されていなければ、
その日が大雨でなかったら、
カピバラさんにフォーリンラブすることは
なかったかもしれないなと思います。
これは偶然が重なって起こったことなのか、それとも必然だったのか。
どちらにしろ、カピバラさんと出会いフォーリンラブしてから日常に幸せが一つ加わったことに変わりはありません。