エピソードいっぱい!横尾さんってどんな人?オマケ画像つきでシェアします
「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」に行ってきました。
横尾さんの、妄想みたいな作品を、どう見たらいいの?って思いましたが、展示はテーマごとで、変遷はわかりました。
横尾さんは85歳。
年齢のことを言われるのは、お好きじゃないようですが、人生の先輩としてとても興味があります。
あらためて、横尾さんはどんな方でしょう?
1936年生まれ、兵庫県出身で、ご自身の名前がついた「横尾忠則現代美術館」もあります。
関西のアート好きなら、「兵庫県立美術館」は、おなじみのはず。最寄りの、JR灘駅(なだえき)から、海側ではなく山側に歩いて行くと、10分ほどで白いモダンな建物にたどり着きます。
横尾さんは、高校卒業後にグラフィックデザイナーとして活躍されていましたが、1980年、ニューヨークでピカソ展を観て、画家になる!って思われたそうです。それが45歳。
1980年は、ピカソが亡くなって、まだ7年しか経ってない。
美術手帖 2018.7.23
ピカソで?って思いましたが、生き方にスゴク惹かれたんですね。
もうひとつ、1980年にいきなり画家になったわけじゃなく、「ピンクガール」シリーズなどは「画家宣言」前に描かれてます。
2009年11月29日にオフィシャルサイトにも書かれています。
横尾さんのオフィシャルサイト。
子供の頃に養子だったことや、戦争体験に、三島由紀夫との出会いなどなど。
この夏、ピクトグラムが話題になってましたが、昭和のオリンピックで、施設案内用のピクトグラムを作成した11人のメンバーだったとか。
役者もやったことあるし、小説も書いてるし。
エピソードいっぱい!
だから? 前衛的で、エロティックで、とにかく、ゴチャゴチャ。
そんな中で、ちょっと落ち着いたものをみつけました。
「Y字路」シリーズ
会場の床には、道路表示や横断歩道があって、自分がその「Y字路」の前にいる感じがしました。
最初はノスタルジックだった「Y字路」も、最後はいつもの横尾ワールドでしたが。
「Y字路」の写真集もあります。
雑誌「東京人」に連載されていたんですね。横尾さんが写しています。
本も読んでみました。
「往復書簡 老親友のナイショ文」
瀬戸内寂聴さんとの共著、99歳と85歳の文通です。
ネットで最新を読めます。
横尾さん、最近は、「いやいや描いている」と。手も震えるし、難聴だとも。エネルギッシュな作品からは考えられない。
先日、NHKの「日曜美術館」で、朝から夕方まで、ずっと絵を描いてる横尾さんを見ました。
これが「いやいや」?
画家 横尾忠則を感じました。
ある時、寂聴さんが、「油絵を始める」と言ったとき、横尾さんは「絶対に誰かに習ったりしないで! 」と、何度も言います。
「なんで、こんな絵になってしもたんやろ」と思える絵がいい。意味があったり、目的のある絵はショーモナイ絵が多いと。
そう言えば、横尾さんの絵、なにかを押しつけてくるわけじゃない。だから嫌いじゃないのかな?
さて、オマケ画像は、横尾さん、高校時代に、和菓子店の包装紙のデザインをしていたんですが、それにしようと思ったら、
「日曜美術館」のブログが詳しいので、そちらにゆずります。
横尾さん、それがご縁で、小豆が好きなのかはわかりませんが、みうらじゅんさんがショートケーキを持って行って失敗したらしいです。
オンラインイベントで、お話しされています。
オンラインイベントの動画です。
2022.3.31まで(予定)
オマケ画像はこれにします。
横尾さんデザインの宝塚のポスター。
宝塚もお好きなんですね。
横尾さん、いやいや描いた絵はどんな絵になるのか、楽しみだと言っています。
私も気になります。