題名 「独自色」
本音と建前を
軽やかに使い分け
真意は上辺を掻き消し
偽りない言葉を届けたい。
舵は自分で回し
誰にも触れられない志。
何も気になることはなく
映るものは自分だけ。
ネガティブな渦の中
散々泣き明かし
ポジティブな空間で
すべてを笑い飛ばす。
自由と解放の世界を生きたら
既製ではなく
独自で創り上げた
他には居ない
単独の姿が見えていく。
紗羅
便利な世の中の行方と
窮屈で停滞する今の時代
そんなことを呟き
今使っている携帯を見ながら
昔を思い出し今を見つめた。
携帯一つで
テレビ、新聞、雑誌
その役割を大体果たしながら
SNSでさまざまな情報を入手
必要なことは調べると
すぐに見つかり完了。
昔はポケベルがあり
そのあと携帯が一般に出回り
そしてインターネットの普及
ポケベルは家電や公衆電話で
携帯は文字だけの送信で
ショートメールがスタート
時を経て今あるLINEへ繋がっていく。
当時は期待と不安の中
すべてが新鮮だった。
年々進化して新しくなり
それが当たり前の状態になっていきながら
携帯を手にしたことの無い時と比べ
便利な世の中になったと感じる。
ただ、この便利さは
情報量が多い今の時代を
錯綜と混乱させるように映り
数ある答えに対して
大勢の人が集まり
肯定や否定が問われ
結論はどちらでも良く
一方通行の言葉が行き交い
連鎖は広がりながら
殺伐としているように感じたりする。
人は十人十色であり
千差万別であるように
人の数だけ答えがあり
正解はあってないようなもの
見えなかった世界が
見えると言うことは
こうなる予測済みかもしれない。
人々はいろんな事をやり始め
それをあらゆる形で試していき
何かが目立てば
それは一気に広がり
他の人達もそれを見ながら
自分独自の思いや可能性を広げていく。
ここまでは良きシナリオだけど
問題はそこに足止めを喰らわすこと
成功や失敗
課題や反省
それは自分自身が
身を持って知ることであり
誰かが入る領域ではないと感じる。
わざわざ停滞させ
お互いに窮屈な思いをする時間は
本当にもったいないと思う。
日々は目まぐるしく進み
いろんな事が見える世の中になったため
周りが気になり
違いが目につき
誰かと比べてしまう
人の嵯峨は大きな壁となり
時代は流れているのに
人には足止めがかかってしまう
原因となっていく。
その感情を自分へ向けて
「原点へ立ち自分に集中せよ」
これがシンプルな現実だけど
これからの未来を
より良く生きるために
必要なことだと切に思う。