題名 「近く遠き未来」
今日から明日へ渡る
近い未来は
見えているようで
まだ見ぬ先が待っている。
扉は少しだけ開き
隙間から覗けるように
明日への道が
目の前に控えている
じっと見ようとすれば
風が流れ込み
扉は閉まっていく。
遠い未来は
さらに向こう側へ
手は届かずに
足も進めない
明日や明後日も
自分の行くべき処は
広くはあれど
自身と言う1本のレール。
目指す彼方は
この身体が存在する限り
果てなく延び
続きを繰り返す
近くへ引き寄せ時を感じ
遠くを見据えて時を思う。
この阿吽の呼吸が
道を繋げていく。
紗羅
今感じている
24時間のタイムリミット
過ごしていく時は
刻々と過ぎていく。
今日を流れていくのは
日々であるルーティンと
こなしていく1日の出来事や
朝から昼へ
夕方から夜へと
移り変わる空模様が
少しずつ未来へ向かう時間を
自分に教えてくれる。
ただ明日以降
さらに日を追う未来は
今は感じることが出来ない。
思い描くことだけは可能で
その未来へ
近づいていく現実は
今の自分にある。
かけ離れた未来ではなく
今感じている思いを
明日へ明後日へと
着実に繋げていく。
そんな未来を
いつも目の前にしながら
今日1日を
終えるようにしている。
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