その時は嫌いだった言葉
エモい。
エモいという言葉が流行っていた頃はなんだかその言葉が嫌いだった。理由はわからない。
響きが嫌だったのか?
言葉の意味あいがよくわからなくて嫌だったのか?
自分の好きなアーティストが連発して使っていることに違和感を覚え、この人はどうしてこんなにエモいを使うのだろう?と思っていた。
だがその人が使いこなすエモいは何事にも変え難い表現の中にあった。というか文章そのものが何事にも変え難い。変え難いというか変えがない。
やはり慣れなのだろうか?
自分でエモいという言葉を使う時が来るとは思っていなかった。無意識に知らないものには抵抗するのだろう。
なんか嫌だな。なんか変だな。なんかおかしいな。
なんでもそうだが初めては1回しかない。
だんだん慣れるのだ。
エモいを自分で使ったことは大したことではないかもしれないが、私にとっては嫌いだったものが時を経て身近になったということである。
きっと正解はどうやって使ったらいいのかわからなかったが正解だと思う(笑!