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インドに5ヶ月間滞在して気がついたこと 〜合言葉は14億人の人口〜

ナマステ!インドの撮影会社、Saptam International(サプタムインターナショナル)の日本人です!
noteを初めて二日目。今日も今日とてサプタムは日本人インターン生・日本人スタッフを探しております。ということで、ついさっきブログを更新したばかりですが、またまた書いていこうと思います!是非お付き合いください!

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インドで5ヶ月間インターンをした私ですが、さまざまな『気づき』がありました。今回はそんな『気づき』についてお話ししようと思います。



インド人って優しい

まずはこれを一番に言いたいです。
インド人って優しい!!!
インド人と言ってしまうと主語が大きすぎるかもしれません。言い直しましょう。
私の出会ったインド人は優しかった!!!
まだ会ってもないインド人が優しいか否かを帰納的に決めてしまうのは良くないですね。流石に14億人を一括りにしてはいけませんでした。すみません。でも、帰納的に『インド人は優しい』と言いたくなるほど、多くのインド人が優しかったんです。

私は今まで、インドに限らず人に恵まれてきました。家族や友人、学校の先生など、挙げ出したらキリがありません。人運はある方だと自負しています。が!!私が出会ったインド人は私の想像を超えてくる優しさでした。

風邪をひいた時に何度も通ったお医者さんは、私のことをあだ名で呼んでいますし、何でも屋(いわゆるコンビニ)のおっちゃんは私にチャイをくれますし、八百屋のおっちゃんは毎回私にその日の調子を尋ねてきます。
私はヒンディー語がわかる(勉強中)ので、数々のおっちゃんたちとの会話を楽しんでいます。

もちろん優しいのはおっちゃんだけではありません。食器を買いに行った際には主婦の方に良し悪しを教えてもらったり、マーケットでは私に似合うアクセサリーを初対面のおばあちゃんと一緒に決めてみたり、、。インドにきてネットに頼る回数が減ったと思います。人に聞いて、教えてもらう。道も人に聞いて、教えてもらう。その都度その都度インド人の温かさを感じました。

そして何よりサプタムメンバーには何度も助けてもらいました。何度病院に一緒に行ってもらったかわかりませんし、休日の旅行もわざわざついてきてくれ、安全な旅を提供してくれました。私の不安や不満にはすぐに真摯に答えてくれます。困っている人を見てそのままにするインド人を私は見たことがありません。初対面だろうが関係ない、みんなが一つの家族なんだ、そんな考えを持っているのだと私は思います。素敵。


人口は14億人。みんな違ってみんないい。

先程の言い直しに通ずるところがあるのですが、インドに来て、今まで『インド人』と一まとめにしていた自分を恥じるようになりました。何度も言いますが、インドの人口は14億人。日本の約10倍です。また、インドは国土も大きく、それぞれの地域に根ざした文化があります。そして多宗教。何を持ってインド人なのか、もうよくわかりません。そこで思うことは一つ。『一人も同じインド人はいない。』ということ。例えば、よくインド人は時間にルーズだと言われますが、14億人全員がそうだとは言えないと思います。日本に比べたらまだだいぶ緩いですが、最近は気をつけているインド人も多くいます。

サプタムも色々なタイプのインド人スタッフが在籍しています。初日からガンガン話してくれるタイプに、最初1週間は全く口を開けなかったのにアニメの話をするとすごく笑顔になるタイプ、クールだと思っていたのにお祭りの際は誰よりもはしゃぐタイプ、いつもふざけているのになぜか急にシャイになるタイプ。サプタムのような決して大きくはない会社でもこんなに多様性に富んでいます。クールだと思っていたのにお祭りの際は誰よりもはしゃぐタイプの今隣に座っているインド人スタッフは、「みんな違うバックグラウンドだから、一人一人の考えていること、行動は違うんだよ。」と言います。その土地ごとに文化があって、言語があって、親同士が違う土地出身だったら尚更ミックスされていて、、。長くインド人と一緒にいればいるほど、みんな違ってみんないいってインド人にも言えるんだなぁと思うようになりました。
確かに、社長に怒られている時の聞き方でさえ一人一人違う、、。そういうことではないか。
とりあえず、『先入観を持たず、人と接することの大切さ』についてインドに来てよく考えるようになりました。出会ってすぐ人を信用するのも違うけれど、最初から信用しないのも違うよね、と今は思っています。


インドは急速に発展中

インドに来る前のインドのイメージは、時間通りに電車は来ない、ちゃんとしたタクシーを捕まえるのは至難の業、などなど、難しいイメージを持っていました。しかし、デリーを走っているメトロはきちんと時間通りに来ますし、ハリドワールに電車で行った際も時間通りどころか、15分前に電車が来ました。タクシーも最近ではoraやUberなどのアプリを使えばちゃんとしたタクシーを捕まえることができます。(私は野良リキシャに乗りますが。笑)また、私は一年前にもインドに来たことがあるのですが、その時に比べて街が綺麗な気がしました。気がしただけなのかもわかりませんが、とりあえず、道に落ちているゴミの数が減ったように思います。あと、綺麗な建物も増えた?
この調子だよインド!とよく思います。やっぱり私たちの持つインドのイメージもどんどん変えていかなければならないなと常々思っています。


インド人の問題解決能力に憧れる。

停電に(飲み水の)断水に体調不良。今まで私が出会った困難はたくさんありました。その度思うのが、『インド人の問題解決能力が半端じゃない』と言うことです。私の住んでいるフラットが停電したら1時間後にはなぜかサプタムメンバーの家(しかも実家)でホームステイしている私がいますし、夜に飲み水が断水したらとりあえず飲み水の配達を注文して、機械は次の日には業者が直してくれますし、体調不良と言った1分後には社長の車で病院へGOです。インド人の『今目の前にある問題を解決する能力』には憧れるものがあります。昔の私だったら、停電したらあたふたしてしまうし、断水したら1時間は文句言っていられますし、体調不良になったら一日寝込んで布団から動きませんでした。問題が起こった時こそ積極的に行動し、解決し、すぐに通常営業に戻る。そんな気合を感じます。それからは私も問題が起こったらまずは行動してみることを覚えました。


人生はAll is well

『人生はAll is well』あの有名な映画『3 idiots』の主人公の口癖でもあるこのセリフ。日本語で言う、きっと大丈夫、うまくいくよ、なんくるないさ〜です。先程、今まで停電に(飲み水の)断水に体調不良などの問題があったとお話ししました。が!そんなものもどうってことないなと思うようになりました。正直、停電したって寝てしまえば次の日には太陽が昇っていますし、飲み水が断水したって飲める水を買ってこれば良いわけですし、体調不良もすぐに病院に行けと言う話ですもんね。そして見方を変えると、これらは良い経験でした。この問題が起こったときに私がした行動は一つ、『周りの人に助けを求めた』です。その結果、『ヒンディー語力が向上した』んです。また、それと同時に人の温かさを感じました。だったら数々の停電や断水・体調不良たちはただの問題ではなく、むしろ私に起こった良い出来事への入り口だったのだと思うようになりました。もちろん、問題は起こらない方が良い(大事なことなので太字)ですが、これらの問題がなかったら私のヒンディー語はここまで流暢になっていなかったでしょう。問題が起こったってそれに悲観している暇はないのだとインドが教えてくれたように思います。


最後に

私はもともとインド大好き!というタイプではありませんでした。ここまで良いところばかり挙げて今更何を言う!と思いますよね、すみません。でも、私はやはり日本の綺麗な街並みが素敵だと思うし、トイレットペーパーも大好きですし、静かな時間も必要なタイプです。それでもやっぱり良いところを語りたくなってしまうインドは素敵な国なんだと思います。
インドの成長度を目の当たりにし、『インドのリキシャ文化はなくなるのだろうか』と友達と本気で討論した日本人がお届けしました。
長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございます!


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