私が出逢ったツインソウル~魂の伴侶‐6‐
ツインソウル 魂の伴侶である彼との出会いから現在までを書き綴っています。
前回の続きを書こうと思っていたところに、彼からメールが来た。
改めて自分が音楽から離れた時の自分の心境を思い出し、確認できたと。
わたしは、「音楽を諦めた」と書いたけれど、実はそうではなかった。
「辞めるとか趣味で復帰可能な道を残さない覚悟で音楽を棄てた。俺はその時、本当にそれまでの人生に大満足だったんだ。そうそう誰もが体験出来ない事を沢山味わい、何よりも大大大好きな歌も目一杯思った通りにして来れた。(生まれてから)30年で人生の運を全部貰ったと思った。」
そうメールには書いてあった。
決して否定的な気持ちや後ろ向きな気持ちのまま音楽から離れた訳ではなかったのだ。
でも、音楽を放棄してからの数十年は、彼にとって人生の1ページにはならなかった。
病気になるまでは・・・
そしてわたしたちは、長いサイレント期間を終えて、運命の再会を果たすことになる。
それも奇跡、運命としか言いようのないプロセスで。
2016年、何月だったのかは定かではないけれど、私たちの共通の知人(昔のライブハウス仲間のひとり)が、偶然彼の携帯番号を知ったのだ。
もちろんその知人も彼とは何十年も連絡を取っていなかったし、その番号が彼本人にものであるか確証はなかった。でも、それを確かめるためにその番号に電話をかけ、留守番電話にメッセージを残した。
彼はその頃、病気で倒れた後で、少し良くなり退院した後新しい携帯電話を買い、新しい番号になったばかり。
だから知らない番号からかかって来ても出ないようにしていたし、まだ慣れていない機種で留守番電話のメッセージもどう聞いたらいいのか分からなかったはずなのに、何故かその時だけはメッセージを聞けたのだという。
そして、懐かしい名前に昔の記憶が蘇り、すぐにその知人に電話をかけ直し、日をおかずに再会し、近いうちに昔の仲間で会おうという話になっていった。
それから彼の体調が安定するまで約一年半。
2017年12月にやっとわたしと彼は再会したのだった。
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