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スタッフが笑顔でいることが一番大事。みんなの成長が今の私の楽しみです!

安藤さんは2024年11月にオープンした「さっぽろ東急店」を牽引する頼れる店長です。東急店は、お餅にメレンゲをたっぷりと練り込んだ「やわ餅」を店内工房で製造・提供する今までにない新しいスタイルのお店。やわやわもっちりな食感が評判を呼び、発売から今日まで完売を続けています。
今回の【一日千秋】では、安藤さんに、これまでの経歴、現在の仕事内容、店長としての想いなど、いろいろとお聞きしました。

【プロフィール】
安藤 瑠莉(あんどう るり)
出身地:北海道札幌市
短期大学 食物栄養科を卒業後、ペイストリー・スナッフルスで店長兼エリアマネージャーとして勤務、パティスリー・アサカ 勤務を経て、
2023年(令和5年)千秋庵製菓株式会社 入社 店舗運営部配属 本店店長
2024年(令和6年)店舗運営部配属 さっぽろ東急店店長(現職)


これまでの歩み

―安藤さんのこれまでの経歴を伺えますか?

安藤:私は短期大学の食物栄養科で食について学びました。もともと食べることが大好きで、短大時代には友人と一緒に飲食店やお菓子屋さん巡りを楽しんでいて。その中で、「ケーキ屋さんって、楽しそうだな」と感じるようになりました。

就職活動中、地元である札幌市清田区に函館の洋菓子店『ペイストリースナッフルス(以下、スナッフルス)』が新しくオープンすることを知り、正社員の募集を見つけたんです。家から近く、自転車で10分ほどで通える距離だったこともあり「ここなら良いかもしれない」と思い、すぐに応募しました。

入社後は接客を一から学びました。毎日お客様と接する中で、「接客って楽しい」と感じるようになり、それがこの仕事を続けるきっかけとなりました。
特に魅力的だと感じたのは、1年365日、さまざまなお客様に「おめでとうございます」とお伝えできる仕事だということです。この瞬間がとても素敵で、お客様がケーキを囲んでお祝いするシーンに関われることに、やりがいを感じました。

― 素敵ですね。そこから、接客一筋に…

安藤:はい。お客様の喜ぶ姿を見るたびに、接客の仕事を選んで良かったと感じていましたね。

学生時代には学級代表やバスケ部の部長を務めていた経験があるからか、自然と「店長を目指したい」という思いが芽生えるようになって。そして、入社3年目に店長代理を任され、5年目には店長としての役職を任されるようになりました。

その後、さっぽろ東急百貨店にスナッフルスの新店舗がオープンするタイミングで店長に抜擢されました。このときは兼任という形でエリアマネージャーも務め、3年間の経験を積みました。

― エリアマネージャーと店長を兼任していたんですね!

安藤:そうなんです。マネジメントにも興味があったので、いい機会だと思い挑戦しました。

その後、札幌市の西18丁目にあるフランス伝統菓子の老舗『パティスリーアサカ(以下、アサカ)』というお店で働くことになり、10年間務めたスナッフルスを退職しました。

― どういった経緯で転職されたのですか?

安藤:スナッフルスは『ヴァンドゥーズ協会』(フランス語で女性販売員を意味する)に加盟していました。この協会では、資格取得のための検定が実施されていて、札幌市内の有名な洋菓子店から代表者が集まり、資格取得に挑戦しています。私もスナッフルスの代表として検定を受け、筆記試験や実技試験に挑戦しました。その会場で審査員を務めていたのが、アサカのオーナーパティシエでした。

アサカさんは、本場フランスのクオリティの高いお菓子を提供する、地元で愛されている洋菓子店です。お菓子の味はもちろん接客のレベルも素晴らしく、私にとって憧れの存在でした。次のステップとして、ぜひアサカで接客の修業を積みたいと思い、転職を決意しました。

― ヴァンドゥーズの資格取得に挑戦し、さらに接客の経験を積もうとされたとは、すごい意欲的ですね!

安藤:やるからには次を目指したい!という気持ちがありまして(笑)。
アサカでは2年間修業し、サービスや気配り、商品の魅力を引き出すアピール力など、さまざまなことを学ばせていただきました。しかし、その後、お店がご夫婦2人での運営に切り替わることになり、残念ながら退職せざるを得なくなりました。

千秋庵との出会い

― 千秋庵に入社したきっかけは?

安藤:アサカを退職し、次の仕事について知人に相談したところ、「千秋庵でSV(スーパーバイザー)の募集があるよ」と教えていただき、自分で調べて応募しました。
スナッフルス時代に店長とエリアマネージャーを兼任していたとはいえ、実際には店長として現場に立つことが多く、マネジメント業務への憧れをずっと抱いていました。そのため、「SVにチャレンジしたい!」と思い応募したのです。

ところが面接では、「まずは店長としてスタートしてみないか」と提案されました。当時、千秋庵では本格的に店長制度を導入し始めた時期で、これまでの店長経験を評価していただけたのです。SVを目指していたので正直悩みましたが、採用担当者から「店長としてスタートし、将来的にSVを目指してはどうか」と提案され、「それも一つの道かもしれない」と考えるようになり、悩みに悩んだ末、入社を決意しました。

― 入社後はどのような仕事をされましたか?

安藤:入社後すぐに新しい店長制度がスタートし、私は本店の店長に任命されました。
私はこのお店で経験を積んで店長になったわけではなく、いきなり店長として迎えられたため、スタッフの皆さんも「どんな人なんだろう?」「どういうふうにお店をまとめるのかな?」と、慎重に様子を見ていたのかもしれません。最初の頃は、気持ちが通じ合えないもどかしさがありました。

自分の言葉がなかなか届かないと感じたのは、これまでの仕事人生の中でも初めての経験で、どうしたら皆さんと同じ目線でお店をつくっていけるのか、悩む日々が続きました。

まずは、自分ができることを一つひとつ積み重ねていこうと思い、バックヤードを整理したり、お店の片付けや掃除をしながら、いつも明るくポジティブでいることを心がけました。

そんな日々を重ねるうちに、少しずつお店の雰囲気も変わり始めました。「一人ひとりをよく知りたい」という思いで接するうちに、次第にスタッフの皆さんとも自然に会話ができるようになり、一緒にお店をつくる楽しさを感じられるようになりました。

しかし、その後に新店として東急店をオープンすることとなり、東急百貨店での勤務経験がある私が異動することとなりました。本店は、私としても入社して初めて配属された店舗でより良いお店にしたいと精一杯取り組んできたつもりですが、道半ばでの異動ということもあり、後悔が残っているというのが正直なところです。

札幌千秋庵さっぽろ東急店について

― 千秋庵の東急店は、店内工房で「やわ餅」を製造し、その様子を店舗の外から見ることができる、これまでにない新しいスタイルのお店です。最初は、どのように感じましたか?

札幌千秋庵さっぽろ東急店の店舗。定番商品も販売
「やわ餅」を製造する店内工房を併設
もち米を蒸しあげるところから店内工房でおこなう

安藤:本当に驚きました。と同時に、出来立ての美味しさをお客様に届けられるスタイルにワクワクもしました。
スタッフたちは、お店がオープンする前に、本社工場の和菓子課で製造の基本を一から学び、その後、東急店の工房で製造の準備を進めていました。
私は実際に製造を担当するわけではありませんが、「本当にここで作れるのかな」「大丈夫だろうか」と、不安でいっぱいでした。ですが、オープンから2ヵ月が経ち、その心配は全くの杞憂だったと実感しています。

現在は1日3回に分けて製造を行っていますが、これまで時間の遅れや製造数の不足、製品不良、機械トラブルといった大きな問題は一度も起きていません。メンバーの頑張りには、感謝の気持ちしかありません。

和菓子課の皆さんに教えていただいたことを、しっかりと身体と頭に刻み、それを実践しながら次の新しいメンバーに引き継いでいく。その繰り返しが今の成果につながっています。本当に「よくやった!」と胸を張って言えるチームに成長したことを、とても誇りに思います。

お店は、札幌駅地下通路からエスカレーターを上がってすぐ
店内工房でやわ餅を製造。外側から見学できる
つきたてのお餅にメレンゲを加えるところも見える

― 店舗の外から見ると、職人としての技術が向上していて、頼もしい印象ですよね

安藤:そうなんです!メンバーのスキルがどんどん上がってきているんです。最初の頃は心配で、製造の様子をそばで見守っていましたが、今では見ていなくても安心して任せられるようになりました。正直、かなり頼りにしています(笑)。

もう一つ心配だったのは、オープン前の集客面です。
「やわ餅がどれくらいのお客様に受け入れられるのかな…」と、不安は尽きませんでした。特に、以前東急百貨店に勤務していた時は、コロナ禍の影響もあって店内が閑散としていた印象が強かったので、なおさら心配でした。

しかし、オープンしてみると、やわ餅を求めて行列ができ、あっという間に完売するほどの人気ぶりで驚きました。今ではやわ餅が東急店の看板商品となり、全体の売上にも大きく貢献しています。定番商品をしのぐ売れ行きで、確実にやわ餅がこのお店を牽引する存在になりました。

― オープン時に比べると、行列は少し落ち着いた様子ですが…

安藤:オープンして最初の1ヶ月間は、販売開始30分前から行列ができるほど多くのお客様にご来店いただき、「とにかく食べたい!」という熱心な声が多く聞かれました。最近では当時より少し落ち着きましたが、それでもお客様が途切れることなく、完売が続いています。

さらに、最近は「美味しかったからまた買いに来ました」というリピーターのお客様も増えています。また、「待たずに買えて嬉しい」「今なら買えそう、待っても10分くらいかな」といった声も多くいただいています。今のところ、とても順調に進んでいると思います。

定番商品もご用意しています。並ばずに買える商品もございます

― ここで、「やわ餅」の魅力を教えていただけますか?

安藤:「やわ餅」は、北海道産の餅米を蒸すところから店舗内の工房で行いますので、つきたてのお餅の香りやあじわい、やわらかな食感を存分にお楽しみいただけます。さらに、お餅にメレンゲを加えることで極みの口溶けを実現しました。

ここで、店内の仕込み作業を写真で少しご紹介します。

①北海道産のもち米を洗って蒸す
②ふわふわできめ細かなメレンゲ作り
③お餅をつき、メレンゲと合わせる
④トロトロになったお餅をとりだす
⑤専用の機械でお餅の中に餡子を包み込む
⑥完成した「やわ餅」をショーケースに陳列
こんなに伸びるやわやわもっちりなお餅。ぜひお試しください!

― 再び以前の職場の近くで働くことになっていかがでしたか?

安藤:辞令をいただいた時、東急百貨店のどの場所に新しいお店ができるのだろうと思っていたのですが、なんと、以前働いていたスナッフルスのすぐ隣で(笑)。
多少、気恥ずかしさもありましたが、まったく新しいお店で、新しいメンバーとともにスタートする場所です。自分らしさを発揮できる良いチャンスだと思いました。東急百貨店の皆さんがとても温かく迎えてくださり、本当に感謝しています。

— 新しいお店を作っていく上で取り組んだことは?

安藤:東急店には全部で12名のメンバーがいます。それぞれの得意分野を活かし、製造と接客を兼務するメンバー、製造専任、接客専任といった形で役割を分担しています。
1日の予定表やシフトの作成は、それぞれの担当者に任せています。その結果、私にはない新しい感覚や考えが生まれるのを感じています。
「なるほど、いいね。それでいこう!」と、メンバーのアイデアを積極的に採用することが多いですね。

実は、これまでの経験を積む中で技術的なスキルは向上している一方で、自分の考え方が少しずつ凝り固まってきているのを感じていました。
販売や接客の経験が長いことは確かに強みですが、それだけがすべてではありません。むしろ、新しい発想や視点があることで、これまでにないものが生まれ、お店としての成長につながっていると感じます。

本店時代の経験を活かし、まずは一人ひとりの“良いところ探し”から始めました。お店には、新しく加わったメンバーだけでなく、経験を積んできたメンバーも在籍しています。皆さんは商品や会社への理解が深く、新しい仲間を支え、リードしてくれる頼もしい存在です。
最初は、新しい体制がスムーズに受け入れられるか少し不安もありましたが、今では全員が力を合わせ、それぞれの経験や強みを活かしながら、一緒にお店を盛り上げてくれています。

仕事への姿勢・仕事のやりがい

― 仕事をするなかで、大切にしていることはありますか?

安藤:私が大切にしているのは、まず自分が元気でいることですね(笑)。
特にメンタルの安定を意識しています。たとえ本当は大丈夫じゃなくても、「大丈夫!」と言うようにしていて。不思議なもので、言葉にするうちに本当に大丈夫になってくるんです。『病は気から』ということわざがありますが、それと同じですね。

また、周りにはたくさんの仲間がいるので、『一人じゃない』『すべてを自分で決めなきゃいけないわけじゃない』と考えるようにしています。
メンバーを信じて頼ることで、どんなに大変なことがあってもきっと大丈夫、と思えるんです。
もちろん、人間なので気持ちが沈む時もあります。それでも、そういった気持ちを周りに感じさせないよう意識していますね。

スタッフみんなが笑顔でいるかを常に気にしています。元気がなさそうな人や笑顔が足りない人がいれば、冗談を言ったり話しかけたりして、笑顔を引き出しにいきます。みんなが笑顔で元気に働けることが、一番大切だと思っていますね。

店内工房の中で製造メンバーと一緒に

― お話を聞いていると、周りを明るくしようと常に意識されていると感じます。バスケの部活経験が影響しているのでしょうか?

安藤:それもありますが、一番は『両親』の影響だと思います。特に『母親』から譲り受けたものですね。
母は、常に明るくていつも安定していて、考え方がポジティブです。父もそうですが、辛そうな姿を見たことがなくて。とにかくいつも前向きで、周りを明るくしようとしていました。その影響を受けて、ここまで育ててもらったことで、自然に身に付いた感覚だと思います。本当に感謝していますね。

― ご両親への感謝を素直に表現されて、素晴らしいですね!

安藤:私にとって母は最強なんです(笑)。
とはいえ、人間ですから、いつもポジティブにいることは難しいこともありますよね。先ほどもお話しましたが、私自身もネガティブな感情を持つことはあります。ですがその感情に引きずられないようにすることが大切だと感じています。
嫌なこと、モヤっとしたことがあれば、素直に相手に伝えることも必要です。そこで多少摩擦があったとしても、常に前を向く。それが本当のポジティブだと思います。いつも両親がしてくれていたことですが…。

― ご両親への尊敬の思いが伝わりますね。はっきり言葉にできることが素敵です!

安藤:ほんとですか!記事が公開されたら、すぐ母に報告します(笑)。

― この仕事をしていて、楽しいと感じる瞬間は?

安藤:以前の私は、お客様に自分自身を評価していただくことを目標にしていました。お客様が私を指名して買いに来てくださることが嬉しくて、そこにやりがいを感じていました。
ですが最近は、お客様が他のスタッフを指名して来店されるのを見ると嬉しいです。楽しそうに接客するスタッフの笑顔を見ると、「いい接客をしているな」「いい笑顔をしているな」と、心が温かく“ほっこり”しますね。スタッフがイキイキとしている姿を見ると、微笑ましく感じるんです。

― 自分のことよりも、スタッフの成長が嬉しいんですね

安藤:はい。最近はそこに喜びを感じていますね。
それから、限られた業務時間の中で、頭を使って組み立て、時間内に集中して仕事をしている瞬間が好き、湧きますね(笑)。
ゆとりを持って動くよりも、やることがたくさんあって、「次はこれ」「まだまだ」「こっちは私がやるね!」と、限られた時間の中でみんなでパスを出し合いながら必死に動いている感じが好きです。

― まさに、チームプレイですね

安藤:チームプレイが好きかもしれません(笑)。みんなが同じ方向を向き、目標を達成する瞬間が何より楽しいですね。

安藤:お店にとっては売上予算の達成が重要ですが、それを自分一人で気にするのではなく、メンバーと一緒に取り組めることが励みになっています。
たとえば、「店長、今日達成しましたね!」「今日は惜しかったですね」と、同じ視点で売上を意識しながら、一緒に目標達成を目指せることが嬉しいです。まだ新しいスタッフも多いので、全員がそうした意識を持てるようにしていきたいですね。

話は少しそれますが、店舗運営部では、売上予算を達成すると、部長が選んだ素敵なお菓子をプレゼントしてもらえるという企画があります。ちょっとしたご褒美という感じです。こういった取り組みで、お店全体の意識が盛り上がりますね。今月は東急店のスタッフ全員がお菓子を受け取りました!

これからのこと

― 個人的にチャレンジしたいことはありますか?

安藤:SVに憧れて入社したので、将来的には目指したいと思っていますが、当初の想いとは少し変わってきました。いろいろと見てきて、SV職の大変さやマネジメントの重要性がわかるようになり、今の自分にできるのか不安もあります。しかし、今の自分は、自分自身のステップアップよりも、東急店のスタッフ全員の成長を見届けたいという気持ちが強くなっています。
「こんな風に接客できるようになったんだ」「こんな発想ができるようになったんだな」と、一人ひとりの成長を感じる時にワクワクしますね。

― まさに、キャプテンですね

安藤:そうですね(笑)。お店は一つのチームですので、スタッフ一人ひとりが楽しそうにしていたり、自然に笑顔になることで、全体の雰囲気が良くなるはずです。1日の中で仕事をしている時間が一番長いので、毎日をただルーティンワークで終わらせるのではなく、「今日はこれを1つでもやろう!」という目標を持って過ごしてほしいですね。

本社の人がたまたま店に立ち寄って、「なんか東急店って雰囲気がいいですね」「安心感があります」と言ってもらえたら嬉しいですね。一人ひとりの良さが全体に現れている証ですし、お店の評価にもつながります。そういう言葉をいただけたら、私は密かに「ヨシ!」とガッツポーズをとりますね(笑)。

― プライベートはどのように過ごしていますか?

安藤:趣味はライブです。実はダンスをやっていたこともあり、洋楽も好きです。幅広いジャンルの音楽を聴くのが好きで、いろいろなアーティストのライブに行きます。
旅行も好きで、時々自分を解放してリセットします。仕事とプライベートのオンとオフをはっきりさせているので、休みの日にはお店のことや売上げを気にしないようにしていますね。以前は気にしていたこともありましたが、今はみんなに安心して任せています。

|編集後記|
ポジティブでエネルギッシュな安藤さん。その前向きな姿勢は、ご両親から受け継がれたものとはっきりと話されたことが、とても新鮮に映りました。スタッフ全員の成長する姿にワクワクすると話すのも、まさにお母様譲りなのでしょう。これからもスタッフの成長を母のような温かい目で見守っていただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いします。










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