神様の氏子がわが胎内におる
水は方円の器に従い、人は善悪の友によるというが、母の胎内は器のようなものである。水は円い物に入れれば円に見え、角の物に入れれば角に見える。
母親が真の心を持ち、神様の氏子がわが胎内におるという尊き心持ちで家業を潔く働き、親兄弟に親切をして信心に油断なく、教育に油断がなければ、先祖へご無礼なく、国家繁盛のもととなるから、日々家業働く心と真心とを失わぬよう、今月今日で信心するがよろしい。
金光教教典
374頁
山本定次郎の伝え
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おはようございます。
神様の氏子が胎内におるということは、産まれたあとも同じです。
神様の氏子がわが家におる、神様が子どもをわが家に差し向けてくださったという心になって、育てさせて頂くということになります。
神様がその子どもを託してくださったのですから、神様に喜んでいただけるような氏子に育てさせていただき、世に送り出すということが親の勤めになります。
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親は「方円の器」です。自分が方(四角)であるか、円(丸)であるか、時々振り返ってみることも信心です。
子育てに忙しいおとうさん・おかあさんは、毎日々々の仕事に追われ、ストレスがあることが多いですから、なかなか難しいです。わたしがそうでしたからよく分かります。
でも、だからこそ、1週間に1度でも心静かに自分を振り返る時間を! と思います。
わたしは「日曜参拝」と名付けて、子どもの手を引いてお広前にお参りしていました。
そのお参りが親も子も育ててくださったなあと、今でも思っています。