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お札には墨がついとるのみ

お札には墨がついとるのみ。お祓は言うほどずつ消えてゆくぞ。心をつけて教えて、おかげをいただかせよ。

 金光教教典
 329頁
 島村八太郎
 18

おはようございます。

御守り札は単なる印刷物。
ご祈念の言葉は、それを言う尻から消えていく。

大切なのはお札を頂く心であり、ご祈念を唱える心である。

教祖様はこのことをおっしゃっています。

*

「お札には墨がついとるのみ」。

なんと痛快な御教えではないかと、いつも思います。

明日は刑務所で教誨の御用をさせていただくこと担っています。このことを素材にして心を求めていこうと思います。

*

拝詞集「日々がさら」も、この御教えに従うなら、インクのシミです。

でも、「そこに心を乗せることができるものだ」と思うなら、乱雑に扱うことはできません。

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