「レンズ沼の歩き方」Ai Nikkor 28mm F2.8 / Nikkor Z 28mm F2.8 SE
以前、CanonのEF/Rレンズで比較したので、今回はAi-NikkorとZレンズで同じ開放絞りのレンズを比べてみます。それにしても28㎜レンズの所有本数には驚きました。Canon用に2本、Nikon用に4本、OLYMPUS/Contax用に各1本、Leica L/M用に3本、マイクロフォーサーズ用の14㎜ 1本 も加えると合計12本も持っていました。フィルムカメラ時代の28㎜レンズの重要性を再認識しました。
極力レンズはもう増やすまいと思っているのですが、Z 28mm F2.8 SEはNikon Zfcのキットレンズとして入手しました。
Ai-NikkorとZレンズの全長はほぼ同じ。金属鏡筒のためAi-Nikkorの方が重いです。レンズ構成は違い、Zレンズの最短撮影距離が圧倒的に短いです。ちなみに、もう1本持っている28㎜レンズは、NEW Nikkor 28mm F2(Ai改造) で8群9枚、最短撮影距離も30㎝です。
Nikkor Z 28mm F2.8 SE には、純正フードが設定されていません。メーカーとしてはフードがなくても逆光等には大丈夫との自信なのでしょう。市販のドーム型フードがデザイン的に気に入って使っています。
f8での描写
スナップは、絞りf8をよく使います。
Ai Nikkor レンズは、マウントアダプターが必要なので、Zマウントレンズに比べ30㎜は全長が伸びます。その3cmでいつも使っているコンパクトなカメラバックにおさまらないのはちょっと残念。
開放f2.8 最短撮影距離での描写
最短撮影距離 19cm と 30㎝ の違いは、想像以上に大きかったです。
19cm だとボケも良い感じになりました。
風景からテーブルフォトまで、1本で済ますには最短撮影距離が20㎝になった新型のAi Nikkor 28mm F2.8S を選ぶとよいでしょう。近接撮影が必要なければ、Ai Nikkor 28mm F2.8 の描写も問題なさそうです。
軽量・小型・最短撮影距離19cm とやはりZマウントレンズは使いやすかったです。