〈世界一周〉メキシコの世界遺産「チチェン・イッツァ」に行ってきた!(後編)
前編では、「チチェン・イッツァ」の基本情報と、おすすめの宿泊先・アクセス方法を紹介した。後編ではついに「チチェン・イッツァ」へ。加えて、近くの見どころスポットも紹介。ぜひ参考にしてほしい!
ステップ3:早起きして「チチェン・イッツァ」にいく!
「チチェン・イッツァ」は朝8時からオープンする。1時間も過ぎると観光バスやツアーが押し寄せ、車すらも止められなくなる。そして車がない場合、チチェン・イッツァに行くにはいくつかの方法がある。
1、ルイスにお願いして送ってもらう(別途料金)
2、他の観光客と一緒に行く
3、タクシーを呼ぶ
私の場合は、2。運よく別の部屋に泊まっていたフランス人の家族と友達になったので、その家族が乗っけてくれた。感謝!
入り口でチケットを買い、いよいよ中へ。ちなみに英語かフランス語を話せれば「チチェン・イッツァ」のガイドツアーに参加することもできる。でも結構高いのと、自由に回りたい派の私はパス(笑)。歴史など詳しく知りたい人はルイスさんの友人でガイドをする人がいるので、その人を紹介してもらうといい。
私がまず一目散に訪れたのは、神聖な泉「セノーテ・サグラド」。ルイス曰く「地元の人は、わざわざここにお参りに行く人もいる。僕も、一番神聖な場所だと思う。メインのピラミッドから離れていて、普通はツアーだとみんな行かないんだけど。絶対行ったほうがいい」とのこと。そう言われたら行くしかない(笑)。
朝イチに行った甲斐あって、神聖なセノーテには誰もいなかった。セノーテまで行く道のりも、樹が生い茂っていて、なんだか神聖な場所感がすごかった。昔は犠牲の儀式が行われていたと言われるセノーテ。神社と一緒で、ここで旅の安全をお願いしてみた。ルイスに言われた通り、なんだか不思議な感じがした。
次に行ったのは、遺跡の中心にある「ククルカンのピラミッド」。マヤのトップの神様と言われる、蛇の神様「ククルカン」を祀るピラミッド。最上段には神殿があり、これでマヤは暦を読んでいたそうだ。
ピラミッドには登ることはできないが、この日はなぜか係のスタッフが登っていた。みているだけで、怖い。足を踏み外したら、下までいっちゃいそう・・・(汗)
この後も、ゆっくり自分のペースで写真を撮ったり、木の下で涼んだり。人がたくさん来る前にゆっくり見ることができた。自分の中でお気に入りの遺跡を見つけてみるのも楽しい。
最後の方はすごい人が押し寄せて、道にはお土産ショップもたくさん出始めていた。ずっとお土産屋さんのキャッチに話しかけられて、歩くのも大変だったので(そして暑い!)、絶対に朝イチにいくことをおすすめする。
ステップ4:その他、おすすめの過ごし方
メインは「チチェン・イッツァ」だけど、ここは半日あればOK。ここでは私が体験したおすすめの過ごし方、場所をちょっとだけ紹介する!
①ルイスのゲストハウスでゆっくりする
私の場合、趣味が読書・絵を描くことなので、その両方をルイスの庭でゆっくり楽しむことができた。他にも庭にはハンモックがあるので、そこでリラックスしながら昼寝、なんていうのも最高! 常に色々な鳥が庭にはやってくるので、バードウォッチングする人も多いとか。
②近くのセノーテで泳ぐ
ルイスのゲストハウスの近くにも、セノーテ(自然にできた泉)がたくさんある。ルイスに頼んで連れて行ってもらってもいいし、バスで行けるところもある。
入場料も高くないし、みんなライフジャケットを着ないといけない決まりだ(そこにいたカナダ人のやつは無視して着けてなかったけどw)。泳ぎに自信がなくても、安心して楽しめる。とにかくメキシコは暑いので、観光したらセノーテで泳ぐ。かなり最高である。
③他の遺跡に行ってみる
隣町にあるマヤの遺跡「Yaxunah (ヤシュナ)」は、かなり穴場。「チチェン・イッツァ」では禁止だけど、なんと遺跡に登ったり入ったりできる! ここはルイスおすすめの場所で、本当に観光客がいない。こじんまりしているけど、色々な遺跡が残されていて、しかも登ることができる。近くで遺跡の作りをジーッとみたり、遺跡に座って休憩、なんていうのもできた(笑)。
「ちょっと水筒忘れたから、待ってて」とルイスが突然いなくなり、一人に。本当に観光客がいなかったので、少々怖かった(笑)。聞こえるのは鳥の声と、風、木の音だけ。またここでも不思議な感じ。
「生贄にならなかった?(笑)」と、その後ルイスが冗談を言いながら戻ってきたけど、内心ドキドキだよ(笑)。
なんなら「チチェン・イッツァ」より、私はここ「ヤシュナ」の方が好きだった(笑)。行った際には、ぜひ両方訪れてほしい!
以上が私が体験した「チチェン・イッツァ」の過ごし方だ。観光を考えている人の役に立てば、幸いである。そして「メキシコ・ユカタン、いいね、行ってみたい!」と、誰かの刺激になっていたら、なおさら嬉しい。
本当に家族みたいに仲良くしてくれた、暖かいルイス家族に感謝。絶対にまた訪れたい場所になった。こんな素敵な出会いがあるから、旅はやめられないのである。
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