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ミツロウラッパー

「ミツロウラップって知ってる?」

と、聞いて




「みつろうさんっていう、ラッパーが歌うラップのこと?」

みつろう氏?

そんな珍回答で、爆笑をかっさらったのは私の夫ですが、


笑い事ではなく、最近ラップのゴミの多さに
嫌気がさすようになってきました。

私のように料理を仕事にしている人間は毎日ラップを使うのですが、一瞬使ってはすぐ捨てられていくラップに、チクチクとした痛みを感じます。 

出来るだけゴミを減らしたいなぁ、、
小さなことかもしれないけど、やってみよう。

そんな思いから、ミツロウラップを作ってみることに。

ミツロウラップは、蜜蝋(蜂の巣からとれる蝋)を溶かして綿の布に染み込ませたもの。
蜜蝋には抗菌性があるので、食品を長持ちさせてくれるメリットがあります。
一方で、蝋は熱には弱いのでレンジ使用不可だったりと、一般的なラップと同じようには使えないデメリットも。 



今回は料理研究家の有元葉子さんのHPに載っていた作り方を参考にしました。


材料
蜜蝋、松脂まつやに、ホホバオイル、綿の布

布以外は、全てネットで購入しました。
松脂を入れると、ピタッと感が出るんだとか。ホホバオイルは、余ったらスキンケアに使いましょう。
布は、家にある綿のハギレです。
我が家は布団屋なのでハギレがいっぱいあるのです。ギザギザに切ってほつれないようにします。

色んな大きさに切った布


必要な道具は、クッキングシート、アイロン、
ハケ(ないのでスプーンで代用)、汚れてもいいボウル ぐらいでしょうか。ほぼ家にあるもので完結!


では、早速作っていくぜ。イェ!

(せっかくなので、ラッパー調)


①ミツロウ35g、松脂10g、ホホバオイル大さじ1をボウルに入れて、湯煎で溶かします。

松脂なかなか 溶けないー
あらじめ粉々に砕きー
下準備 だいじー
松脂がなんとも言えない 香りー!
(韻踏んでます)
溶けるとこんな感じ


②布に塗ります。蝋はどんどん固まっていくので急ぎます。

すでに固まってます
このあとアイロン 熱で溶かすぅー!
だから 大雑把でも ダイジョウブー!
多分 きっと ダイジョウブー!


③布をクッキングシートでサンドして、上から高温のアイロンで溶かしていきます。全て溶けたら、素早くクッキングシートを剥がして乾かします。

アイロンあてました
アイロンで ムラなくしー
素早く はがしー 
ここ 1番大事ー!

ムラができやすいし、すぐに剥がさないとくっついてしまうし、けっこう難儀。
ミツロウラップ作りに必要なのは、とっさの判断力と俊敏さかもしれません。


出来上がり!

クシャッとさせて、手の熱で温めると、、
その形にキープしてくれます!
いい感じ!

これで少しはプラスチックのラップを使う頻度が減ればいいなと思います。


とはいったものの、、考察

そんなこんなで完成しましたが、乾いてるはずなのに、布がなんとなくベタベタします。
こういうものなのかしら。

また、布に蜜蝋の溶け残りのような凹凸ができてしまいます。何度アイロンをかけても、平らになりません。むむむ。これは要研究。

表面がガサガサ


ゆくゆくは、布団のハギレでできたミツロウラップを店で販売したいと考えています。
できれば格安で!

販売まで行くには、結構大変そうですが、そんな試行錯誤の時間も嫌いではないのでした。 



そして、一つわかったこと。



私にはラッパーの才能は無さそうです…
(あるわけがない!)







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