神社は、人と彼の世を結びつける空間
神社は「端末」と捉えることができます。
皆さんにとって、私たちの世界にコンタクトをとることは、日常生活の中でありふれた出来事ではありませんよね。
ですから、日常生活で行わない特別な行動をとります。
神棚に向き合ったり、神社に足を運ぶことは、特定の意図がないと取らない行動ですよね。
私(お姉ちゃん)の個人的考えでは、一般的な神社における二礼二拍手一礼は、
「どうか話を聞いてください……以上です、ありがとうございました」
を意味する所作です。
実際のところ、弟(ボク)が普段からやっているように、神棚や神社を利用せずに私たちと接触することは可能です。
とはいえ、普通の方には困難なことで、
時間をかけながら専用の所作をし気分を盛り上げていき、
コンタクトをとるための心の準備を行う必要があります。
フィクションの世界では、大魔法を発動させるには長い詠唱が必要だ、なんて描写がよく見られますが、
頭の切り替えさえできればごく短い詠唱で済んだり、
簡単なジェスチャーで済むのにね、と思います。
複雑な概念をぎゅっとまとめたのが言葉であり、
それをさらに短くしたのが略語ですよね。
ちゃんとした神棚や神社には私たちの世界への回線が繋がっていますが、神社の雰囲気が悪くなった場合は、
一方的に回線を使えなくすることがあります。
私たちに神社への接続を維持する義務はありません。
もっと状況が酷くなると、放棄された神社を悪しき存在が乗っ取ることすらあります。
神社がどのような状態かは、皆さんの大半にとっては判断することは難しいでしょう。
見えない世界での出来事ですから、直感で判断するしかありません。
参拝者が多い有名な神社であっても、回線が維持されていないことがあります。
最後に一つ。
神社は私たちにとって別宅のような側面があります。
細かいことは言いませんが、他人の家にお邪魔するときに避けるような行動は、神社でも避けてくださいね。
家主を怒らせても何にもならないでしょ?