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負の連鎖を断ち切れ

「敵は外ではなく、自分の中にいた」
             ーゲド戦記より

行きつけの美容院の店員さんから聞いた話。
美容師の世界はかなりハードらしいですね。
低賃金・長時間労働に加えて、「女性ばかり」というのも大きいようです。
若手のとき先輩にパワハラ&モラハラをされたと。

そのあと、2通りの人に分かれるんですね。

①自分がされたから自分もする
②自分がされたから自分はしない

ちなみに、その店員さんは②でした。
なぜ2つに分かれるのでしょうか?
多分①は、自分の中で負の感情を消化できなかったのだと思われる。
対して②は、自分の中で負の感情を消化した上で昇華させてるんですね。


許すと、「相手を肯定する」「相手に負けた」と思ってしまうけれど、そうじゃない。

「許す」のは「自分のため」

許さないといつまでもその感情に囚われる。
それは結果、本人にとって幸せでない。
後輩に優しくすることで、「あの先輩は良い人だな」と思ってもらえる。
「自分が意地悪されたのに後輩はされないのは不公平だ」(だから自分も同じことをする)って考えは、

自分に負けてる

んですね。そうは言ってもされたことの程度の差もあるので、一概には言えないし正直難しい部分もある。
「ゲド戦記」、学生の頃読んだ時は

「陰との戦いってなんだ?」

って思いました。
大人になった今…
負の感情に引っ張られないように生きるのが、結局「自分を救う」んだと漸く気付きました。色々なことを理解すること、それが人生のテーマかもしれません。


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